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あれから2年 パレスチナを「感じる」ことを諦めない
ヨルダン川西岸地区にて 2018年秋 2年前のあの10月7日、ぼくはヨーロッパにいた。何か重大なことがパレスチナで起こったというだけで、旅で移動が続いていたぼくにはしばらくのあいだ、はっきりしたことがわからなかった。でも、イスラエルへのテロ攻撃によって、ユダヤ人多数が犠牲になったということを知って、ぼくは滞在先のチューリッヒで、友人に頼んで、ユダヤ教の寺院、シナゴーグに連れていってもらった。門は閉じられて、中に誰かがいる気配はなかった。しかし、その門には犠牲者に手向けられたはずの花がくくりつけられていた。周囲にも人影はなく、無機的なほどに整然として、不気味なほどに、そして気抜けするほどに静かだった。少なくとも、まだ事の詳細を知ることができないでいるぼくにはそう感じられた。嵐の前の静けさとはこういうことを言うのかもしれない。 チューリッヒのシナゴーグ 2023年10月 間もなく激しい嵐がやってきた。憎悪と復讐の嵐。ヒューマン・アニマル、つまり、半人間と見なされた、無抵抗のパレスチナの人々をほとんど無差別に、最新鋭の兵器でなぎ倒して行くことを、あ
信一 辻
10月21日


ツアーレポート:シェ村の収穫祭に参加し、シャーマンの祝福を受ける
9月1日~9日まで、ナマケモノ倶楽部とジュレー・ラダック共催で、「"懐かしい未来"の故郷で、豊かな自然と文化の未来をみつける旅」を開催しました(ツアー詳細は こちら )。 数回に分けて、旅の日記と、貴重なインタビューなどをこの「ナマケモノしんぶん」でシェアしていきます。私たちが実際に目でみて、村に身を置き、人々の話から感じた学び・気づきをみなさんが受け取り、これからのローカリゼーション運動の知のツールとして活用いただければ幸いです。(事務局) 2日目 ヒマラヤの地に立つ。一夜明け、異国の絶景に息を飲む レーの南東12キロほどに位置するシェー村、かつてここは古代ラダック大国の最初の首都でした。乾燥気候であるラダックには珍しく、数日間雨が続くなか、ゲストハウス「パラダイス・シェー」での最初の一夜が明けました。 高山病の症状がひどくなり、頭痛に悩まされながらも、寝ぼけまなこで部屋のベランダへのドアを開けると、少し湿り気を含んだ爽やかな風が部屋に吹き込みました。一歩踏み出し、深呼吸してから顔を上げると、目の前に聳える剥き出しの岩山にあったとされる 「

ナマケモノ事務局
10月21日


ツアーレポート:ラダックで出会い、感じた「懐かしい未来」
9月1日~9日まで、ナマケモノ倶楽部とジュレー・ラダック共催で、「"懐かしい未来"の故郷で、豊かな自然と文化の未来をみつける旅」を開催しました(ツアー詳細は こちら )。何回かに分けて、旅の日記と、貴重なインタビューなどをこの「ナマケモノしんぶん」でシェアしていきます。私たちが実際に目でみて、村に身を置き、人々の話から感じた学び・気づきをみなさんが受け取り、これからのローカリゼーション運動の知のツールとして活用いただければ幸いです。(事務局) 2025.9.1 第1日目 (レー空港集合、自己紹介、ラダックごはん) みんなより1日早くレーに到着しました。飛行機から眺めるラダックは、一面木も一本も生えてない荒涼とした高い山々の間に土色の平らな景色で、時折谷間にわずかな緑が広がっているだけでした。とてもそこに人が住んでいるとは思えない景色でした。空港も掘っ立て小屋のような小さなもので、隣にはいつ完成するかわからないような巨大な空港ターミナルがありました。 空港の近くに宿をとり、翌日、スカルマさんの好意でホテルまで迎えに来てもらってほかのみんなを空港まで

ナマケモノ事務局
10月20日


地球を平和な星にするために 中村隆市
10/16(木)夜、高橋真樹さんオンライントーク「もしも君の町がガザだったら~パレスチナ問題と向き合うために」(申込は こちら )に関連して、フェイスブックにこんな記事を書きました。中村隆市 【地球を平和な星にするために】...

ナマケモノ事務局
10月12日


気候危機への答えはローカリゼーションに! プラネット・ローカル・サミット in ラダックを前に
ラダックに来て8日目。最初の4日間は晴天で、強い日差しは紛れもなく夏のものだった。そして続く3日はシトシトと降り続く雨、温度はぐんぐん下がって、やっと雨が上がった昨日の朝は、姿を現した5,000以上の高い山々が雪化粧を施していた。宿のスタッフ、ドルジが気遣って電気ストーブを...

辻信一
8月29日
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