ツアーレポート:ラダックで出会い、感じた「懐かしい未来」
- ナマケモノ事務局
- 1 日前
- 読了時間: 3分

9月1日~9日まで、ナマケモノ倶楽部とジュレー・ラダック共催で、「"懐かしい未来"の故郷で、豊かな自然と文化の未来をみつける旅」を開催しました(ツアー詳細はこちら)。何回かに分けて、旅の日記と、貴重なインタビューなどをこの「ナマケモノしんぶん」でシェアしていきます。私たちが実際に目でみて、村に身を置き、人々の話から感じた学び・気づきをみなさんが受け取り、これからのローカリゼーション運動の知のツールとして活用いただければ幸いです。(事務局)

2025.9.1 第1日目
(レー空港集合、自己紹介、ラダックごはん)
みんなより1日早くレーに到着しました。飛行機から眺めるラダックは、一面木も一本も生えてない荒涼とした高い山々の間に土色の平らな景色で、時折谷間にわずかな緑が広がっているだけでした。とてもそこに人が住んでいるとは思えない景色でした。空港も掘っ立て小屋のような小さなもので、隣にはいつ完成するかわからないような巨大な空港ターミナルがありました。
空港の近くに宿をとり、翌日、スカルマさんの好意でホテルまで迎えに来てもらってほかのみんなを空港まで出迎えに行きました。空港では今日も多くの外国人が出てきます。中にはバイクのライダーと思う人がヘルメットを抱えて出てきます。そして多くの人がタクシーに乗って散って行きました。
これから一緒に行動する人たちと今日の宿泊場所であるシェー・パラダイスに向かいました。レーの街から南に約12キロにあるシェー村の入り口にあり、標高は3500mです。
みんなが集合すると大きな広間でそれぞれ自己紹介です。総勢13名の日本人(そのうち1名はアメリカ在住、もう1名はメキシコ在住)、そして、タイ北部からは国際会議ゲストとして招かれたカレン民族オシさんの姿も。旅の案内役は、ジュレー・ラダック代表のスカルマ・ギュルメットさん。参加者の年齢も幅広く20代から70代で、男性はオシさんを含めて4人となります。また、旅の参加動機も職業も様々でした。そんな人たちとの9日間の旅が始まります。
自己紹介もすみ、早速昼食。出されたチャイはちょっと私の口に甘すぎました。初めて食べるラダック料理と言ってもどちらかというとインド料理に近く、タギ・カンビル(小麦粉にイーストを加え、フライパンで焼いて中がちょっと膨らんだもの)とダルの豆のスープ。夜は、細長いお米とカレーとダルのスープとトマトやキュウリなどの生野菜サラダでした。
初日ということもあって、また高山病に気を付けた方がいいとのことで特に予定がなくそれぞれゆっくり過ごしました。シェー・パラダイスの部屋の作りは驚くほどゆったりしていて2人だけではもったいないぐらいの広さでした。ただこのところ雨や曇りが多く、太陽光による温水が十分でなくシャワーは冷たいものでした。
元々ラダックは雨が降らないところですが、ここ1週間ぐらい雨がよく降り、土壁でできた塀などが崩れ落ちてしまったそうです。ラダックでもいたるところに異常気象の影響が出ているようです。
夜9時、これから始まるたびにワクワクしながら床に就きました。(ともえ)


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