top of page
検索


ラダックからただいま。そしてローカリゼーション
ラダックから帰ってきた。空港に着陸した時には雨が降っていた。地面が雨で濡れて光っている様子が、何か珍しいものに見えた。そして鼻腔に雨の匂いが満ちるのに感動を覚えた。これがぼくの生まれ育った場所、“水のくに”なんだ、という感慨。そして、つい昨日までいたラダックで身体全体が感じていた渇きの感覚を思い出す。そして、砂漠のような岩と砂礫でほとんどが茶色い風景の中でも、勢いよく流れ下る雪解け水のきらめきに魅了される自分がいた。遊牧地ではその流れの朗らかな音に合わせて、人間たちが、山羊や羊や馬たちが、バーラル(ブルーシープ)や野ウサギなどの野生動物が、鳥たちが踊るように動いているようだった。そう、水こそがこの世界の本質だ。神だ。水を真ん中に、すべてを考え直さなければいけない。 日本からのツアーはぼくも含めて総勢9名。シェイをベースに、シャラー、キュンギャムなどの村を訪ね、アムチ(伝統医療師)、ラマ(女性シャーマン)に面会、いくつかの仏教寺院にもお参りした。まだまだ寒い初春のラダックで、標高4500メートルのツォモリリ湖、4600メートルを越えるコルゾクの
信一 辻
2 日前


2026年9月“懐かしい未来”エコカルチャー・ツアー ~ラダックの遊牧文化と地域コミュニティに根付く智慧に学ぶ旅
”懐かしい未来”という言葉を紡ぎ出したのは、世界40ヶ国以上でベストセラーとなった『懐かしい未来』著者であり、国際NGOローカル・フューチャーズ代表のヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんです。 1975年に初めてラダックの地を訪れたヘレナは、農村での質素な暮らしの中にある美しさと豊かさ、貨幣経済社会には見られないローカルな助け合いの経済、人々の安心に満ちた表情を目の当たりにし、衝撃を受けました。それは西欧社会ではすでに失われていたものだったからです。 以来、ヘレナは「しあわせの経済」や「ローカリゼーション」という合言葉を掲げて、世界的な環境運動、平和運動、社会変革運動のリーダーとして活躍し、その活動は「ライト・ライブリフッド賞」(1986年)、「五井平和賞」(2012年)受賞など世界中で高く評価されてきました。 ヘレナとラダックの出会いから50年。急増した観光客のもたらす汚染、農村の過疎化、気候変動の悪影響などが重なって、今、ラダックは岐路に立たされています。「懐かしい未来」と冠をつけた本ツアーで私たちは、グローバル化の波に洗われながらも、今も伝統

ナマケモノ事務局
4月27日


3/15(日)ラダック・フェス! in 東京~学んで・味わって・感じるラダック
ラダックの文化、自然、人の魅力に東京で出会える1日! きっとあなたも出かけたくなるラダックのストーリーに触れてみませんか? ▶TRAVEL SARE 「なぜ、私たちはラダックに向かうのか?」 ラダック研究者として農村部に足を運ぶ 林加奈子さん(桜美林大学教員) 、土に根差した暮らしの豊かさを提案する旅をラダックで企画する 宮本陽子さん(学べる畑ゆうのうえん代表) 、保育士として子どもたちと自然の中で遊び、持続可能な暮らしを探求中の 木下桃歌さん(ナマケモノ俱楽部地域リーダー) の3人が、それぞれのラダックとの出会い、現地での滞在を通じて感じたこと、帰国後の自身の変化などを自由にお話します。 聞き手は NPOジュレー・ラダック代表のスカルマ・ギュルメットさん 、ラダックに2006年から通い続け、グローバル化へのオルタナティブとしての力強いローカリゼーション運動、農村部の暮らしに残る豊かさをフィールドワークし続ける ナマケモノ教授こと文化人類学者の辻信一さん 。和気あいあいとすすめられたらと思います。 ▶DIALOGUE 「ラダックに学ぶローカリ

ナマケモノ事務局
2月28日


“懐かしい未来”エコカルチャー・ツアー in ラダック 2026年5月 ~早春の羊飼い体験&伝統文化とコミュニティの智恵に学ぶ旅
40カ国語以上で翻訳された世界的ベストセラー『懐かしい未来』の舞台、ヒマラヤの“小チベット”、ラダック地方で、伝統的な羊飼いの暮らし体験を通じて、文明の岐路に立つ私たちにとって本当に大切なことは何かを再発見する旅に出かけませんか? 標高3,000メートルを超え、一年のうち大半は冬という極端な自然環境のなかで、ラダックの人々は大麦やソバを育て、ヤクや羊などの家畜とともに、チベット仏教や伝統文化を精神的な支柱に、地域共同体での相互扶助を基本とする暮らしを、1000年以上にわたって営んできました。 近代化によるグローバル経済の波がインドを通じてラダックにも押し寄せ、1970年代に『懐かしい未来』著者ヘレナ・ノーバーグ=ホッジがみたラダックの風景は急速に失われつつあります。一方で、ラダックの中からも西洋的な開発・発展に疑問をもち、伝統文化や地域経済、循環的な暮らしを取り戻すローカリゼーション運動、文化再生運動が若い世代を中心に起こりつつあります。昨年秋には、ヘレナのラダック訪問50周年を記念して 「プラネット・ローカル・サミット」...

ナマケモノ事務局
2月6日
bottom of page
