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[講演報告]ローカリゼーション日本2026〜韓国 牛歩農場の在来米の再生運動(後半)

皆さん、こんにちは!6月13日、韓国MBCにて、私も参加した牛歩農場の田植えの様子とイ・グニさんのインタビュー映像が放映されました。韓国語のみですが、牛歩農場や在来稲の様子を映像でご覧いただけるので、リンクをシェアしますね。


映像内に出てくる昼食の108雑穀米のご飯は、牛歩農場で栽培、収穫された108種類のお米でご飯を炊いたもので、見た目も美しくて楽しいのと、味もそれぞれのお米の味が際立って美味しかったです^^

日韓の在来種大会(パーティー?)、実現できたら楽しそう!


では、お待ちかね(^^)「ローカリゼーションデイ日本2026」での分科会「韓国 牛歩農場の在来米の再生運動」(後半)要約です。鈴木あゆみ


市民との協働、在来稲の可能性と未来へのメッセージ


後半では、復活させた多種多様な在来稲を現代の社会の中でどのように活かし、未来へ繋げていくかという実践と、近代農業への問題提起、そして日本へのメッセージが語られている。


イ・グニさんは、機械による効率化と一人きりの作業が主流となった現代の米作りに対し、多様な人たちが集まって手作業で育てるコミュニティの重要性をお話されました。


2018年からは都市住民を対象に「マイ田んぼ」プロジェクトを開始し、ベランダのペットボトルやバケツで苗を育ててもらい、市民が持ち寄って田植えや収穫、藁細工を行うプログラムで、多くの参加者が集ったそうです。


また、在来稲に対する「背が高くて倒れやすい」「収量が少ない」「まずい」といった一般的な誤解に対して、化学肥料の過剰投入や大量生産の基準で測った見方に過ぎず、実際はそれぞれの個性に合わせた調理法や活用法を見出すことこそが重要であるとお話しされました。


牛歩農場ではその可能性を広げるため、シェフとコラボしたワークショップや、美しい棚田の景観づくり、品種ごとのパッケージ販売を行っているそうです。さらに、2017年の国賓晩餐会(トランプ大統領訪韓時)では、史上初めて韓半島の在来米のご飯が提供されました。


現在、在来米は、化粧品、チョコレート、アイス、クラフトビールなど多彩な加工品へと活用が広がっています。


特に注目すべき点は、伝統酒(マッコリ)の復活で、日本統治前、韓半島には各地に約37万箇所の「酒幕(ジュマク)」があり、それぞれの米と水で異なる酒が造られていましたが、統治下の政策によりその文化は絶滅寸前となりました。牛歩農場では、108種類の在来米を108人の杜氏がマッコリに仕上げるプロジェクトをマルシェで開催し、若い世代を中心に大きな反響を呼びました。



最後にイ・グニさんは、お米という漢字が「八十八」の手間を意味することに触れ、現代の農業が石油や化学肥料、農薬、機械に依存している現状を危惧していました。「一杯のご飯には空、大地、農夫の真心が込められている」という生協設立者チャン・イルスンさんの言葉を引き合いに出し、大量生産や気候危機のシステムに疑問を投げかけつつ、自分ができることとして「在来稲を多くの人と共に育てていくこと」を挙げました。そして、今後は日本の在来米農家や酒造りの担い手と交流し、日韓の在来米大会を開催したい!とおっしゃっていました。


*当日の牛歩農場イ・グニさんの講演内容(フルバージョン)はこちらからご覧になれます。




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