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パレスチナへの旅を振り返って(その2) 辻信一
当たり前のことなんだけど、行ってみて、壁には両面があるんだってことに気づかされたんです。イスラエル支配地域の側はただの灰色の壁なんだけど、パレスチナ側にはグラフィティから壁画までいろんな表現があって、まるで壁がキャンバスです。

辻信一
2020年7月14日


パレスチナへの旅を振り返って 辻信一
壁とは何か。何かと何かの境界を示すものですね。さっき「雑」の一つの意味が「境界」だとぼくは言ったけど、実は、壁というものこそ「雑」としての境界を否定するものなんですね。それまであった「あいだ」、どっちつかずの曖昧な領域を壊して、ここまでがA、ここからがBと分割する。まさに分離壁

辻信一
2020年7月13日


ドリアン助川の言葉 『常世の舟を漕ぎて』を読んで
先週末以来、猛威をふるう暴風雨。その最前線に立たされているのは熊本だ。その初日、水俣が最多の降雨量を記録しているのを聞いて緒方正人のことを思った。夜になって、彼の住む地域にも土砂崩れが起こっているというニュースに接して、いよいよ心配になった。迷惑は承知の上で、翌朝、電話して...

辻信一
2020年7月9日


イタリア経由、「ウィルスからの手紙」
あれは3月上旬だったと思う。「ウィルスからの手紙」という動画が、カナダのハイダ族の友人から送られてきた。===
さあ、これで私の声が聞こえる?
私たちの誰にとっても状況はよくない。
私は敵ではない。
私はメッセンジャー
味方
調和を取り戻す者。

辻信一
2020年7月6日
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