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アンニャからのメッセージ




みなさんへ


ナマケモノ倶楽部が出来てから25年、あの時生まれた子どもたちは、たくましい若者たちとなりました。ナマケモノ倶楽部とは、スローでエコロジカルな生き方へのラジカルな変革を目指すムーブメントです。


その間、私たち一人ひとりが、理論と行動とを、「世界変革」という大きな夢と、そこへと至るためのスローでスモールでシンプルな日常の営みとをつなぎ合わせ、融合させようと努めてきました。その旅路で、多くの人たちや人間以外の者たちとの出会いが、深い気づきを与えてくれました。私たちは、奇跡としか言いようのない生命のダンスの輪の中に自分を見出したのです。


さて、私アンニャと、娘のパチャ、息子のヤニがこの数年、どう過ごしていたか、お伝えしましょう。

私はかつてのフルタイム・アクティビストとしての生活をスローダウンしました。子育て、より正確には、大人へと成長していく子どもたちが情熱を注ぐことを、近くで応援することが私の仕事になりました。そしてもう一つ、今91歳の母バベットをサポートするためになるべく一緒に暮らすことにしました。


まとまった時間がとれれば、90分車を飛ばし、海沿いの森の中にある「morinokoe(森の声)」と日本語で名づけた家に通います。子どもたちと一緒に、“ワンプラネット(地球1個分の暮らし)”を合言葉に建てた家です。時とともに、少しずつ庭は育ち、木々が実をつけるようになっています。近隣の人々との関係性も濃くなってきました。




最近のうれしい出来事は、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)のグレンダおばさんがしばらく「morinokoe」にゲストとして滞在したことです。彼女と暮らすことで、土地とコミュニティへの理解が深まりました。

また、在来の桜の蜜を吸いに来た新しい在来ミツバチを我が家に迎えることができました。新しい学び、分かち合い、成長・・・に終わりはありません。


私はこの2年、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ率いる「ローカル・フューチャーズ」にもスタッフとして関わっています。「世界ローカリゼーションデー」のコーディネイトとSNSでの広報が私の主な仕事です。(つづく・・・)


 



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