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知をいのちの世界に呼び戻そう ヘレナの言葉
前回に続いて、AIについて考えたい。いやもうこれからは、何を考えるにも、AIの存在を意識することなしに、ということが難しくなるだろう。 前回も触れたように、海外でAIに対する抵抗運動が盛んになっている。それに比べて、日本における抵抗感のなさがかえって不気味なくらいだ。 8月9日の新聞記事(朝日新聞)の見出しにはこうあった。「若者に反AI感情のうねり 止まらぬ開発競争、ブームの震源地で何が」。そこにはこう書かれている。 「米調査会社ギャラップのZ世代を対象とした調査で、この1年間でAIに対する前向きな感情は減り、「怒り」を抱いている割合が大幅に増えた。仕事で「AIのリスクはメリットを上回る」と答えた割合が、その逆の3倍を超えている」 「Stop the AI Race(AI競争を止めろ)」という名の組織を立ち上げた元AI研究者のマイケル・トラッジ(30)によれば、競争で敗れる恐怖から、AI企業は「ブレーキの壊れた車」のように開発スピードを上げ続けている。デモの先頭に立つ彼は、「安全性が確保できるまで開発競争を一時的に止めることを」を求めているという
信一 辻
9月3日


ラダックからただいま。そしてローカリゼーション
ラダックから帰ってきた。空港に着陸した時には雨が降っていた。地面が雨で濡れて光っている様子が、何か珍しいものに見えた。そして鼻腔に雨の匂いが満ちるのに感動を覚えた。これがぼくの生まれ育った場所、“水のくに”なんだ、という感慨。そして、つい昨日までいたラダックで身体全体が感じていた渇きの感覚を思い出す。そして、砂漠のような岩と砂礫でほとんどが茶色い風景の中でも、勢いよく流れ下る雪解け水のきらめきに魅了される自分がいた。遊牧地ではその流れの朗らかな音に合わせて、人間たちが、山羊や羊や馬たちが、バーラル(ブルーシープ)や野ウサギなどの野生動物が、鳥たちが踊るように動いているようだった。そう、水こそがこの世界の本質だ。神だ。水を真ん中に、すべてを考え直さなければいけない。 日本からのツアーはぼくも含めて総勢9名。シェイをベースに、シャラー、キュンギャムなどの村を訪ね、アムチ(伝統医療師)、ラマ(女性シャーマン)に面会、いくつかの仏教寺院にもお参りした。まだまだ寒い初春のラダックで、標高4500メートルのツォモリリ湖、4600メートルを越えるコルゾクの
信一 辻
5月28日


自分の中にある“小さな希望の火”を絶やさない~ヘンリー・コールマンさんインタビューから
9月1日~9日まで、ナマケモノ倶楽部とジュレー・ラダック共催で、「"懐かしい未来"の故郷で、豊かな自然と文化の未来をみつける旅」を開催しました(ツアー詳細は こちら )。 数回に分けて、旅の日記と、貴重なインタビューなどをこの「ナマケモノしんぶん」でシェアしていきます。私たちが実際に目でみて、村に身を置き、人々の話から感じた学び・気づきをみなさんが受け取り、これからのローカリゼーション運動の知のツールとして活用いただければ幸いです。(事務局) 2025年9月8日午後、レー市内カフェにて お話:ヘンリー・コールマンさん(Local Futuresスタッフ) 聞き手・通訳:辻信一 文字おこし:関 沙織 編集:会津順子 ヘンリー・コールマンさん ラダックの挨拶文化は気持ちがいい! 7月12日からラダックに入り、 「プラネット・ローカル・サミット」 の準備にあたってきました。ラダックに来るのは6回目です。ラダック語も少しずつですが、うまくなっています。西洋人である私がラダック語を話すには、脳を逆さまにしないといけないんです。だから、文法とかいろいろ難

ナマケモノ事務局
2025年12月13日


私たちが目覚めさえすれば ヘレナからの朗報
9月、 数日前、ローカル・フューチャーズのメルマガで、われらがリーダー、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジからのメッセージが送られてきた。彼女がグッドニュースだと喜んでいるのは、長年世界中の主要メディアによって報道されることがほとんどなかった、グローバル経済システムのカラクリ、特に、貿易協定の中にそっと盛り込まれたISDS (投資家対国家紛争解決)条項の危険な本質が、ようやく、影響力の大きいイギリスのガーディアン紙のコラムニスト、ジョージ・モンビオットによって明るみ出されたことだ。 日本でも、メディアによってこの問題がしっかりと取り上げられるように、ぼくたちも働きかけを強めなければいけない。 同じようヘレナは、民主主義の空洞化、富の巨大な格差、グローバル企業による世界支配、気候危機などを引き起こしてきたのが、一部の”悪者”の仕業などではなく、私たちのほとんどが、経済や貿易の仕組みに無知だったせいだということをよい報せだという。 「それがよいニュースだと私が言うのは、何が起きているのかに人々が目覚めさえれば、根本的なシステム変革が可能になるからです」...
信一 辻
2025年12月11日
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