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山岳民族の人権と暮らし:若きリーダーたち part2~2026.02北部タイツアー、テーマ別日記 会津順子
part1はこちら。 レイジーマンの息子、若きリーダーと出会う 私たちが出会った山岳民族の2人目の若きリーダーは、チェンマイ県ノンタオ村のスウェさんです。筆者は2024年の12月に、企画したナマケモノ倶楽部が作った映画「レイジーマン」を、長野県飯山市の山間地にある「古書館Café未来」で観ました。そのレイジーマン・ジョニさんの息子がスウェさんで、映画にも出演していて、英語も堪能でした。到着した日の最初の挨拶で、スウェさんがこう語りました。 「カレン族は、かつてジャングルの中に暮らしていた民族。ゆっくりとグローバル化に適応しつつ、今のスタイルを作った。けしてやさしい道のりではなかった」 そして、「自分のコミュニティというつもりで過ごしてください」という一言が嬉しかった。まさに映画の中のこの人に出会えた! という感動の瞬間でした。 翌日には、ノンタオ村の田畑や森と共生するコーヒー園を歩いて案内していただきました。昔は熱帯のジャングル・森の中で、毎年移動して行う循環型農業「クッ」を行っていたのですが、今は、行政の指導で田んぼが広がり、風景が変わって

ナマケモノ事務局
3 時間前


山岳民族の人権と暮らし:若きリーダーたちpart1~2026.02北部タイツアー、テーマ別日記 会津順子
ナマケモノ俱楽部では、「リジェネラティブ&ローカル・ツアーin 北部タイ」で、2026年2月18日~23日に、カレン民族のコミュニティを訪れました。自給的な暮らしを営む人びとの日常を体験させていただきながら、アグロフォレストリーについて、循環型伝統農業について、先住民族の若い世代がとりくむローカルビジネスについて、五感で学ぶフィールドワークの旅です。 頭だけでなく、身体、心を「今、ここ」に置き、現地の自然や人びとと共に時間を過ごしながら得た、かけがえのない学び遊びの時間を、ツアーに参加したメンバーたちが分担して報告レポートにまとめました。連載形式で紹介していきます。 >>現在、11月4日から10日に、収穫時期の北部タイを訪れるリジェネラティブ&ローカル・ツアーの参加者を募集中です。ぜひこの機会にご一緒しませんか?詳細はこちら。 山岳民族の人権と暮らし〜若きリーダーたち〜 会津順子 「チェンマイ山岳民族博物館」で基礎情報を得る 今回のツアーの前提として、タイ北部の山岳民族に関する知見を紹介します。スタディツアーの2日前から、チェンマイに入りまし

ナマケモノ事務局
10 時間前


レイジーマン・コーヒー物語 その3
蘇る伝統的な世界観 「トウモロコシの代わりにコーヒーを」というスウェたちの呼びかけに込められた深い意味を理解するために、ここで改めて、働き者だったジョニが、自らを“レイジーマン(なまけ者)”と呼ぶようになるまでの経緯を、振り返ってみたい。疫病と麻薬禍によって村落共同体や親族ネットワークといったカレン社会の基盤が揺らいだ危機の時代に、たびたび孤独と絶望の淵に立たされた少年ジョニにとって、伝統的な生活を守りながら細々と質素に生きる老人たちとの交流こそが生命線だった。そこで得た温もりを糧にするかのようにして、彼は自分を支え、懸命に働いた。 1970年代に北部タイで始まった国連の開発プログラムやロイヤル・プロジェクトに、ジョニも当初は希望を見出していた。このプロジェクトには二つの大きな狙いがあったといえそうだ。一つは、麻薬のためのケシ栽培を根絶すること。もう一つは、カレンをはじめとする少数民族による伝統的な“移動型焼畑”をやめさせること。これらの目的を、稲作と換金作物を組み合わせた近代的農業への転換によって成し遂げようというのである。...
信一 辻
1月17日


レイジーマン・コーヒー物語 その2
“森”の庭とレイジーマン・カフェ ノンタオ村には10数回訪れている。そのうち数回は、撮影のために映像カメラマンの友人と一緒に滞在した。ジョニとスウェへのインタビューを軸に、「レイジーマン」という思想と生き方を描く映像作品をDVDブック『レイジーマン物語』として仕上げた。 ノンタオでは、ほとんどの場合、ジョニとその一族の本家に泊まらせてもらう。最初のうちはジョニ夫妻が住む母屋だったが、ここのところはずっと、裏庭の奥にある木と竹づくりの離れの二階の一部屋に寝泊まりしている。その庭のさらに奥に建てられた土づくりの家にスウェの四人家族が暮らしている。 裏庭と言うとあなたは何を想像するだろう。この庭は“森”なのである。これを説明するのはちょっと大変だ。それは、木の実、果実、野菜などの食用ばかりでなく、建材や道具の素材となる蔓や竹類、薬用植物に至るまで、80種に及ぶ有用植物が、低いものから高いものまで幾層にも重なるからなる森のような庭なのだ。日本人の目には、庭というよりはジャングルに見える。 その森の中のあちこちにコーヒーの木が植わっている。母
信一 辻
1月8日
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