辻信一2020年6月13日20年目のキャンドルナイト その1ぼくたちはこのキャンペーンを単なる「省エネ」運動にしたくないという点で一致していた。とにかく電気を消す。その行為だけが共通項で、そこにどんな思いを抱くか、どんな願いを込めるか、どんな主張を伝えたいかといったことは、それぞれの人が決めること。これは運動とも言えない運動かもしれない。
辻信一2020年6月10日緒方正人とのキャンドルナイト夏至と言えばキャンドルナイト。思えば、ぼくが仲間たちと夏至の夜にキャンドルナイトをやり続けて、今年でちょうど20年目だ。忘れかけていたのだが、緒方正人は2008年の冬至の頃に、ぼくが仲間たちやゼミ生たちと催したキャンドルナイト・イベントに来て、話をしてくれた。
辻信一2020年6月9日スローライフと「おのが日々を数える知恵」 辻 信一本来は自分のものであるはずの時間を、苦痛としか感じられない、という悲喜劇的な状況を超えること。それは何も、コロナ危機の中だけでなく、普段からとても重要な課題だったはずだ。その課題を、ぼくたちは「スローライフ」と呼んできたわけだ。
辻信一2020年6月4日「手を洗う」こと、「キャンドルを灯す」ことコロナ・ウィルスが引き起こしたこのパンデミックというのはつくづく、興味深い現象だ。世界中があっという間に、共通の意識と言語で一つにつなげられてしまった。ウィルスは世界中の人間に、自然界の一部である身体的な存在としての意識を、ほとんど瞬時に思い起こさせてくれたかのようだ。