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リジェネレーターはあなただ
京都、奥大山、下関を経て長崎県各地を巡る旅を終えて戻ってきたばかりだ。いつもの通り、ご縁に任せるブラブラ人類学なのだが、今回もまた、旅先のあちこちで、新しい時代へと向けて生き生きと活動するリジェネレーターたちに出会い、彼らから大きな学びとインスピレーションをいただいた。詳しい報告はまたの機会ということにしよう。 さて、大地は全ての生きものにとってのよき庭だ。大地が生きとし生けるものの生と再生を支え、生きものたちが大地をつくり、更新し続ける。そんなリジェネレーションの営々たる働きを祝うのが、明日11月28日は“いい庭”の日。日本版の感謝祭(サンクスギビング)と言ってもいい(まあ、ダジャレだけど)。 そしてその“いい庭の日”に、今世界で注目され、実践されるリジェネラティブ(大地再生)ムーブメントの、おそらくは最良の指南書である『リジェネレーター 土に恋する大地再生者たち』の日本語版が、いよいよ刊行される。原題はFor the Love of Soil、ぼくなりに訳せば「土に恋して」。この本を書いたのは、ニコール・マスターズ、農業生態学者である
信一 辻
11月27日


土の劣化が戦争を招く
毎日、パレスチナのアグロエコロジスト、サアドのことを想っている。彼は、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区に住み、オーガニック農業を営む傍ら、教育者としてパレスチナ内外でアグロエコロジーを教え、広めている。彼の夢は、砂漠化したかつての「肥沃な三日月地帯」が、森と緑の沃野として再...

辻信一
2023年11月14日


リジェネラティブへ (2)
土と農から遠く隔てられた日本人 10人のうち9人が都市に住む日本は、世界でも有数の大都市集中型の国だ。ほとんどの人々は今や土から遠く隔てられている。からだのどこかに泥をつけて帰った子どもを見て、親は大騒ぎをする。その親が土に触れるのも、せいぜい通販で買った園芸用土をプランタ...
信一 辻
2022年5月2日
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