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執筆者の写真信一 辻

[new-slothml:616] 悲しいお報せ、辻信一より

親愛なるナマケモノ倶楽部のみなさん、


今夜は、辛く悲しいお報せです。昨年12月29日、我らが友であり、仲間であり、リーダーであった亜美さんが、急逝されました。そうです、信じ難いことでしょうが、あの渡邊(旧姓藤岡)亜美—いつも、全身から明るい活力をみなぎらせていたあの亜美さん−−なのです。


昨秋以降、体調の異常を訴え、一時は安静に療養していた彼女ですが、12月、宮崎県串間の自宅から、例年通り、一家で宮崎から東京に一時移住、本格的なシーズンを迎えるスローウォーターカフェの仕事に取りかかろうとする矢先、出先で昏倒し、そのまま帰らぬ人となりました。病名不詳ながら、脳になんらかの問題があったものと推測されています。


多くの会員が周知の通り、亜美さんは、ナマケモノ倶楽部の創設以来、常にその若きリーダーとして活躍し続ける一方、自らスローウォーターカフェというフェアトレードの会社を起こし、以来二十年にわたってその代表を務めてきました。その間、活動を通じてどれほど多くの人々にインスピレーションを与えてきてくれたか、計り知れません。


一昨日、東京で親しい友人たちを集めて四九日の法要が行われました。ぼくも大学時代のゼミの担当教員として、また長年にわたるさまざまな社会活動や環境活動の仲間として、出席させていただきました。ひと月余りという長きにわたって、彼女の逝去を知りながら、みなさんにお知らせできなかったことについては申し訳ありませんでした。しかし、ご遺族の事情と意思を尊重してのことと、お察しください。ようやくこれから、共にご縁をいただいたもの同士として、亜美さんのことをゆっくりと偲び、別れを惜しみ、改めて、彼女の人生から、その思想と行動から、多くを学び直させていただくことを楽しみにしています。

この春には、「亜美さんを偲ぶ会」を開催すべく、準備していきたいと思います。会員のみなさんもぜひ、亜美さんとの思い出などをメーリングリストに投稿してください。ぼく個人や、事務局へのメールをいただいても結構です。

遺されたご家族の平安と、亜美さんのご冥福を、みなさんと共に祈りたいと思います。

2022年2月17日 ナマケモノ倶楽部代表 辻信一

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