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種をつなぐ(ふりして)企む パン田綾子


関東も徐々に春めいてきました。日差しが強くなり、気温も上昇して、ベランダの植物がうれしそうです(長ネギは例外で、しょんぼりしてきました)。この時期、春蒔きの種を入手したり、種の在庫を見直したりされる方もいるのではないでしょうか。私もその一人です。


ほぼ毎年、春に特設される種売り場で、あれこれと見比べてはどれにしようと迷うのを楽しみにしています。しかし問題は、種を入手した後。都心部のマイ畑(=ベランダ)は耕作面積が限られているため、必然的に種が余ってしまうこと。自家採種した種も蒔きたい。新しい品種も育てたい。でも去年買った種も蒔きたい。蒔きたい気持ちは膨らんでも、マイ畑はそうそう拡大しないのです。



そこでどうするか。ヨガを習っているスタジオやほうぼうで顔見知り程度の人にも声をかけて、「育ててみない?」と勧誘しています。こういう時、職場は穴場です。ある程度人数がいるので、大したつながりがない人でも、意外と育ててくれるケースもあります。庭がある人はねらい目! 一方で、植物栽培の経験がなく、種からだとしり込みしそうな人には、発芽させた状態で誘うと成功率が高くなります。ハーブなど食べられる植物の種(苗)も勧誘成功率が高いです。


「ありがとう、育ててみる!」と受け取ってくれる人たちには、内心ニヤリ。種も無駄にならないし、間接的に自分の耕作面積が広がっているような気にもなります。何より、彼らは知らずに私の作戦にはまっているのです。ガーデニングに親しみ、少しでも二酸化炭素の抑制をする。日々食べているものがどう育てられているのか、思いを馳せることにもつながるかもしれない。そんな期待を込めて、今年も「種(苗)いる?」と聞き回っています。



柑橘がたくさん発芽しました。どうしよう。育ててみませんか?



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