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気候危機への答えはローカリゼーションに! プラネット・ローカル・サミット in ラダックを前に
ラダックに来て8日目。最初の4日間は晴天で、強い日差しは紛れもなく夏のものだった。そして続く3日はシトシトと降り続く雨、温度はぐんぐん下がって、やっと雨が上がった昨日の朝は、姿を現した5,000以上の高い山々が雪化粧を施していた。宿のスタッフ、ドルジが気遣って電気ストーブを部屋に持ち込んでくれるほどに冷え込んで、まるでたった3日で、夏から秋へ、秋から初冬へと時が駆け足で進んでいくようだった。 ラダック中のあちこちで洪水、土砂崩れ、停電が起こっているという噂が流れてくる。飛行機はすべて欠航。恒例の夏の滞在を終えてダラムサラに戻る予定だったダライ・ラマもぼくのいるシェイの隣村に逗留し、同じ雨空を眺めていたのだろう。6日後に迫ったプラネット・ローカル・サミットに参加するため、タイから三日前にラダックにやってくるはずだったカレン族の友人は、一度デリーを飛び立った飛行機が着陸できず、そのまま、ムンバイまで連れて行かれ、なんと今もその知り合い一人いない大都市にいて、航空会社から指定された明日のフライトを待っている。 でも、もう雨は上がり、今日はまた太

辻信一
8月29日
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