辻信一2020年7月27日ペマ・ギャルポの幸せ論 その3残念に思うのは自然なことです。「残念」というのはバクチャ―です。そのバクチャーをどう生きるかに、違いが表れます。負けるのは残念なこと。でもそれを自分の中でどう受け止め、どう受け入れて、どう消化するのか、で変わってくる。バクチャーをどう生きるか、が肝心なのです。
辻信一2020年7月22日ペマ・ギャルポの幸せ論 その2ブータンにはない電車や地下鉄、そして新幹線には興味を覚えるが、それより驚いたのは乗客だ。 「たくさん乗り物に乗りましたが、そこで見た日本人こそ、まさにロボットでした。日本人がやっていることは主に3つ。乗ってきた途端に携帯を使い始める。本を読んでいる人も少しいる。あとは寝てい...
辻信一2020年7月21日ペマ・ギャルポの幸せ論 その1 ペマ・ギャルポという人 2004年、ブータンを調査のために初めて訪れたぼくを案内してくれたのが、ベテランのツアーガイドであり、自ら「エンシェント・ブータン」というツアー会社を設立して間もないペマ・ギャルポだった。ぼくたちは意気投合、兄弟と呼び合う仲になった。以来、日本からの...
辻信一2020年7月20日ペマ・ギャルポからのメッセージ そんな彼の不屈の精神を支えているのが、学校にもろくに行ったことのない彼が時間をかけて編み出した「バクチャー」という言葉をめぐる人生哲学だ。コロナの時代を生きるために、そしてさらにその先を切り拓くために、ぼくたちが必要としているのは、そんな草の根の哲学かもしれない。