辻信一5月5日森の木々はどうやって話すのか(後)スザンヌ・シマードでは科学についてお話ししたいと思います。アメリカシラカバとダグラスモミはどう交流していたのでしょう?彼らは炭素という言葉で会話していただけでなく、窒素やリンや水、情報としての防御信号、アレル物質、ホルモンなどの言葉で会話をしていました。実は...
辻信一5月4日森の木々はどうやって話すのか(前) スザンヌ・シマードスザンヌ・シマード著『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』は、魅力に溢れる本だ。それは今、あちこちで、そしてさまざまな分野で、同時多発的に起こりつつある世界観の大転換の一角を示す重要な書だ。この本については、ぼくもこれからいろいろな機会に触れることになるだろう。...
辻信一5月1日ローカルが世界を変える日 プラネット・ローカル・サミットに集まろう! by ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ (リサージェンス&エコロジスト誌 2023年5・6月号より。訳:辻信一) 過去50年にわたり、経済の根本的な変化を求める運動に携わってきた私ですが、今でもこう信じています。人類はハイテク消費文化から自然へとUターンし、強力な地域経済を基盤と...
辻信一4月22日ムダを愛でよ 坂本龍一の遺志を継いで森を守ろう<坂本龍一さんとともに、神宮外苑の森を守ろう!> コロナ到来後間もなく、「不要不急を避けよ」という恐ろしい強迫観念が社会を覆い始めたとき、いち早く坂本龍一さんが発した抵抗ののろしが、「ムダを愛でよ」という言葉でした。芸術は、音楽は不要不急だが、それでいいのだ。役になんか立っ...