辻信一2020年8月10日猛暑とコロナ禍の8月ーー崩れゆく”アメリカ” (その2)沈黙したままの彼らは、コロナ禍の世界で浮かび上がった「いのちの選別」、「いのちの価値の格差」、「いのちと経済」など、社会のあり方と人間存在の根本に関わる重大な問いに対しても、なに一つの反応さえ、示さない。下手に発言して失言と批判されることを恐れているのか、その問いの存在にすら気づ
辻信一2020年8月9日猛暑とコロナ禍の8月ーー崩れゆく”アメリカ” (その1)猛暑とコロナ禍が続いている。8月に入ってから、ぼくは沖縄の島唄をよく聞いている。特に、今は亡き、カディカルさんこと、嘉手苅林昌だ。若い人にはぜひ彼の歌と三線を聴いてほしい。ソウル・ミュージックが、ブルースが何を意味するか、すぐわかるだろう。おせっかいかもしれないが、ウィキペ...
辻信一2020年7月27日ペマ・ギャルポの幸せ論 その3残念に思うのは自然なことです。「残念」というのはバクチャ―です。そのバクチャーをどう生きるかに、違いが表れます。負けるのは残念なこと。でもそれを自分の中でどう受け止め、どう受け入れて、どう消化するのか、で変わってくる。バクチャーをどう生きるか、が肝心なのです。
辻信一2020年7月22日ペマ・ギャルポの幸せ論 その2ブータンにはない電車や地下鉄、そして新幹線には興味を覚えるが、それより驚いたのは乗客だ。 「たくさん乗り物に乗りましたが、そこで見た日本人こそ、まさにロボットでした。日本人がやっていることは主に3つ。乗ってきた途端に携帯を使い始める。本を読んでいる人も少しいる。あとは寝てい...