ローカルにいると、どうしても孤独感を味わされるんですよ。田舎でも都会の片隅でも、誰も注目してくれないからやってもしょうがないと思ってしまう。 でも、その人たちがつながることがじつは世界史的にとても重要なことで、それでいいんだっていう意識を持ってもらえる。今回の「しあわせの経済 国際フォーラム 」でやりたいのもそういうことなんです。
全世界を見たらすごい勢いでローカリゼーションが進んでいることに気づいてもらいたい。ありとあらゆる場所の小さなローカルが世界中で意識としてつながる、兄弟の意識、連帯の意識を持ってつながる。僕はこれが本当のグローバリゼーションだと思っているんです。
今までのグローバリゼーションは嘘ですよ。一部の人たちだけ儲けさせるようなね、そんなのグローバリゼーションであるわけないんです。
世界というのは結局、一人一人の小さな行為によって成り立っています。一人ひとりの人が暮らしの中で何をするかしないかを選ぶ、これがじつはこの社会を成り立たせている基本的なものです。そのどれが社会により大きなインパクトを与えるかなんて誰にもわからない。ハチドリのように、ほんの少しずつ水を運ぶだけのことが社会を変えることにつながるかもしれないんです。
全文はこちら。「グローバル経済は、世界を救えない。ありとあらゆる場所の「ローカル」がつながれば、未来はつくれる。辻信一さんがローカルに希望を見出す理由。
(ライター: 石村研二さん)
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