「こんなカフェ、他にないだろ」全国にこんなオーガニック＆コミュニティカフェが増えてほしい。中村隆市
- ナマケモノ事務局
- 8月18日
- 読了時間: 7分
「○○ファースト」が差別や分断を強める時代に「スロー＝つながり」という考え方が注目されている。「こんなスポーツ、他にないだろ」というCMを見て、こんな言葉が頭に浮かんだ。「こんなカフェ、他にないだろ」…そこで、AIに聞いてみた。「日本における オーガニックカフェかつコミュニティカフェ として最も有名なカフェのベストテンを教えて下さい」と。その答えは、以下だった。
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日本における「オーガニックかつコミュニティカフェ」の代表的店を、知名度と特徴双方を踏まえて10店ピックアップしました。個々のお店が地域交流やイベントなど「コミュニティ性」を意識しつつ、オーガニックな志向を持つ点で共通しています。
日本の著名なオーガニック × コミュニティカフェ・トップ10
１，カフェスロー（Cafe Slow／東京・国分寺）
スローライフやサードプレイスを提唱するパイオニア。イベントやワークショップ、映画上映などを通じて地域コミュニティを育む場として知られます。
２，Holland Village Private Café（HVPC／東京・麻布十番、大阪・北新地など）
オーガニック＆無添加にこだわった会員制コミュニティカフェ。オンラインコミュニティと連携し、地域 × 会員がつながる場所として展開されています。
３，コミュニティカフェ Raki（福井）
地元産農薬不使用の食材や自家菜園によるヴィーガンランチが魅力。味噌づくり体験などのワークショップも頻繁に開催され、身体にも心にも優しい交流の場となっています。
４，jam cafe garden（相模原）
美術館併設、無農薬野菜プレートやオーガニックスイーツを提供。映画上映や音楽ライブなどのイベントによって地域の「第三の場所」となっています。
５，Organic Matcha Café NAGOMI（静岡）
有機抹茶を使ったカフェで、落ち着いた“場”として人気。地域のつながりや郷愁を感じさせるコミュニティ要素も特徴です。
６，Yamabebossa（松本・長野）
山奥の古民家カフェ。オーガニック食材を提供しつつ、地域との結びつきを大切にしたゆったりとした場を提供しています。
７，Orange County Café（大阪・富田林）
完全ヴィーガン＆グルテンフリーのオーガニックカフェ。運営者が地域支援やセラピー活動にも関わり、地域に寄り添った存在です。
８，Natural Café かやの木（東京・荻窪）
無農薬野菜プレートや無添加スイーツを提供。子ども連れにも優しく、地域の居場所として親しまれています。
９，ORGANIC TABLE BY LAPAZ（東京・外苑前）
野菜中心・ヴィーガン対応メニューが人気のオーガニックカフェ。地域交流のスペースとしても注目されています。
１０，PEOPLE’S SLOW CAFE（横浜・青葉区）
オーガニックやベジ対応、地域交流を掲げる複数のカフェが横浜・青葉区に点在しています（例：cafe.so-wa、POEPOE、Sun’s Market Cafe など）。
カフェ選定のポイント
オーガニックな食材や調理法：多くは無農薬・無添加・地産地消・ヴィーガン対応など。
コミュニティの場としての機能：イベント、ワークショップ、上映会、地域住民との交流など、多様な場づくり。
地域での認知度・影響力：各地域で根強い支持を得ており、カフェとしての枠を越えた存在感があります。
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サードプレイスとは？
「サードプレイス（Third Place）」とは、家庭（ファーストプレイス）と職場（セカンドプレイス）という2つの場に次ぐ、「第3の場」を意味する社会学用語です。
アメリカの社会学者レイ・オールデンバーグが1989年の著書『The Great Good Place』で提唱した概念で、家庭でも職場でもない、くつろぎと交流の場を指します。
地域社会における民主性、つながり、心理的安定を育むプラットフォームとなることを目指しています。
サードプレイスの特徴（主なもの）
オールデンバーグが示した代表的な特徴は以下の通りです：
中立性（Neutral Ground）
誰に対しても開かれており、招待は不要。気軽に出入りできる場所。
平等空間（Leveller / 社会的平等）
社会的地位や背景を問わず、誰もが対等に過ごせる。
会話重視（Conversation-focused）
会話や交流が中心で、親しみやすい雰囲気。
手軽さ（Low Profile・リーズナブル）
豪華さはないが、無理なく利用できる、気軽に立ち寄れるスペース。
アクセスの良さ・居心地（Accessible & Comfortable）
身近にあり、居心地がよく、くつろげる。
常連の存在（The Regulars）
常連客が集い、新来者を歓迎する文化が自然と生まれる。
遊び心（Playful Atmosphere）
リラックスした雰囲気で、笑いや軽い冗談が飛び交う。
「もうひとつの家」感（Home Away From Home）
家と同様にくつろぎ、安心できる居場所を提供する。
サードプレイスが重要な理由
社会的絆の構築：異なる背景の人々が自然に集まり、会話や交流を通じて地域コミュニティの絆を強化します。
民主主義と市民参加の基盤：歴史的に、カフェや居酒屋、書店などが民主的議論や市民活動の拠点となってきました。
孤立感の解消と幸福感の向上：第三の居場所を持つことが、特に高齢者や孤立しがちな人々の幸福度を高め、社会的孤立を防ぐことが確認されています。
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◆カフェスロー concept
「つながりを取り戻す、世界を変える」
カフェスローは、美味しいご飯やコーヒーを飲みながら、自然を感じながら、のんびり、ゆっくり。
気持ちよく、すこやかな、幸せな時間を過ごせる場として、2001年に生まれました。
藁と土でできた暖かみある自然素材の内装。
大きな窓から見える林や、鳥の声、うかがえる今日の天気、その下に流れる川。
まるで自然の中にあると、勘違いしてしまいそうな場所です。
スローとは何か
店名にもなっている「スロー」という言葉を、私たちは「つながり」ととらえています。私たちは日々たくさんのつながりの中に暮らしています。食べるもの、飲む水、住む家やその風土。家族や友達、ともに働く仲間、地域の住人たち。
ひとつのつながりの先には、さらにたくさんのつながりが広がっています。例えば、お米。一杯のお茶碗の向こう側には、それが育まれる田んぼや風土、歴史があり、長年にわたり田んぼを守り継いできた人の想いが込められています。
一方で、ファストフードのように画一的に大量生産される食べ物は、効率と便利さを追求することで成り立っています。今の社会の中では、効率と便利さと、つながりや想い、命を大切にすることはなかなか両立し得ない現状があります。
だからこそ私たちは、日々変化していく時代背景の中で、「スロー」という言葉に、「つながりなおし」という想いを込めています。
つながりと、そしてその向こうにある物語と想いを大切にする暮らしを、カフェスローは提案しています。
伝えること
作り手や風土の物語を受け取り、カフェという場を通して、目の前の人に伝えていくこと。それをカフェスローの仕事の中心においています。
伝える中で大切にしていることは、カフェスローを訪れた人に、まずおいしい食事やお茶を囲んで、心安らかにゆったりと過ごして頂くこと。
そうして、「おいしい」とか「野菜の色彩がきれいだった…」、「この空間が気持ちいい」など、頭ではなく五感で楽しみ、自分のいのちのつながりの豊かさをも感じて頂くこと。
そんな豊かな時間の提供を軸として、カフェスローではギャラリー、ワークショップ、イベント（音楽ライブ、トークライブ、映画上映など）などを通して、暮らし方・生き方にまつわる情報も発信しています。
つながりから生まれる文化
新たな出会いやつながりのきっかけを、カフェスローを訪れた人に届けたいと考えています。
いい出会いは、その背後にある人や風土につながっていき、やがてまあるく循環していきます。そんな幾重にもなる循環の輪っかが、いつしか人の心を支える文化となることを想像しています。
今を生きるいのち、そしてこれから生まれるいのちのために、 美しい景色を、おいしい水を、気持ちいい風を、この豊かな地球を手渡すこと。
それは、今を生きる私たちの大事な役割だと考えます。
カフェスローは、
様々ないのちはつながりあって生きていることを、
そして、私たちがつながりを取り戻した生活をすることで、
「 私が変われば、世界は変えられる 」
と、感じられる場でありたいと願っています。
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「こんなカフェ、他にないだろ」と言わずに
全国にこんなオーガニック＆コミュニティカフェが増えてほしい。
◆スローライフのきっかけをつくる国分寺『カフェスロー』。自慢のランチは盛りだくさんのヴィーガンプレート
◆Cafe Slow: a Pioneering Organic Cafe and Fresh Vegetables in Kokubunji
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