今月の slow な人・モノ・コト
辻信一さん最新刊、スロー思想の奥深い「ムダ」の世界を、ナマケモノ教授と一緒にてつがくしてみませんか?
コロナ禍では「不要不急」がひとつのキーワードとなった。また「コスパ」「タイパ」、そんな考え方が日常を侵食している。しかし、要不要とはいったい何だろう。身のまわりのすべてのことを、「役に立つかどうか」「効率がいいかどうか」「払った対価に見合っているかどうか」、そんなモノサシで測ってよいものだろうか。
その価値観で捨てた「ムダ」なもの、それは本当に「ムダ」なのか?誰にとって?何にとって?そもそも「ムダ」で何が悪いのか?「ハチドリのひとしずく」を日本に紹介した著者が「ムダ」を切り口に、暮らし、労働、経済、テクノロジー、人間関係などについて思索する。
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地球の反対側、南米エクアドルでも「大地再生」に取り組んでいる農民がいる!カカオ農家のアレホとアグスティーナに、微生物の目線で眺める世界、そして、地域の住民や生態系と連なってつくるチョコレートづくりについて、一緒に話を聞いてみませんか?
おいしいチョコレート付きのチケットも!貴重な機会です。ぜひお集まりください。
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a regenerative valentine’s day
愛の日に大地再生チョコレートを選ぼう!
清浄な空気や水、健全な土壌、そして多様な動植物からなる豊かな生態系が育てたカカオを使って、地域の人びとが丁寧に愛をこめて手作りしたチョコレートたち。大地の愛に育まれたチョコレートを選び応援することが、地域経済を支え、気候変動の解決にもつながります。
私たちを生かしてくれている大地からの愛を添えて、大切な人に贈ろう。森の恵みに連なるしあわせを、みんなで祝おう。
私たちは、大地再生(リジェネラティブ)のマインドでカカオやコーヒーの栽培に取り組む人びとを応援します。
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土が蘇る、人類の希望が蘇る
話題のリジェネラティブ・ムービー
ついに日本上陸
「リジェネラティブ(大地再生)」という世界観と出会い、農業・漁業・牧畜を、そして生き方そのものを転換した人びとに迫るドキュメンタリー映画、『君の根は。大地再生にいどむ人びと』の日本語版が10月に完成、各地での上映会が始まりました。
誰でも自主上映会を企画して、この希望のメッセージを広めることができます。この映画をツールに大地再生ムーブメントに参画しませんか?
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これは単に農民の運動ではない。地方に住む人も、都会に住む人も、山に住む人も海辺に住む人も、誰もがみな、人間観、自然観、世界観の転換を迫られている。あなた自身が当事者なのだ。辻信一
>>全文を読む「答えはすぐ足元に 映画『君の根は。』に寄せて
新しいことがらをなんでそんなに必死に追いかけなければならないのか。新しく見える物事の中にも、古さや以前からの連続性や不変性を見出す態度を尊びたい。
新プロジェクト「ナマケモノしんぶん」を読んで一緒に考えよう。私はどう暮らしたい?
ナマケモノしんぶん 新着記事
大学での教員生活を終え、時間に余裕ができた辻さん。ナマケモノ倶楽部ウェブサイトにブログを綴っていただけることになりました!スローな思想、世界で起きている問題や話題から考えていることなど、気軽に綴ります。
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新刊案内
『大岩剛一選集 ロスト&ファウンド懐かしい未来の風景と建築』刊行!
建築家、環境運動家として数々の仕事を残してきた大岩剛一氏(2019年4月逝去)の生前の文章が、貴重な写真やイラストとともに、ナマケモノ関連企業のひとつ、ゆっくり堂より出版されます。
高度成長期の都市部で私達が手放してしまった風景と2000年以降のエコロジーへの関心の高まりのなかで、日本の伝統建築技術とあわせたストローベイル工法など、剛一氏が情熱を注いだ「懐かしい未来」への思想と実践が綴られた一冊となりました。後半ではコミュニティデザイナー・山崎亮氏と編者で剛一氏の弟、辻信一との対談も収録されています。
これからの建築とコミュニティ、暮らしのあり方を考えたいすべての人におすすめします!

「日本には「わび」「さび」という美学的な概念がある。(略)まさに「わび」と「さび」には〈エレガント・シンプリシティ〉、簡素で美しい生きかたが表現されている」
ーーサティシュ・クマール(本文より)
85歳を迎えたサティシュの人生の集大成ともいえる彼の生き方の哲学を記した本が、15年近く親交を深め、サティシュに学び続けてきた辻さんの翻訳によりNHK出版より刊行されました!
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「レイジーマン物語ータイの森で出会った"なまけ者"」
(DVD71分+ブック72ページ、ゆっくり堂)
カレン族の民話のヒーロー、「レイジーマン」が現代に蘇った。中南米の動物ナマケモノに出会ってから25年、ぼくはタイ北部の森で、今度は、自らを“なまけ者”と呼ぶ人間たちと不思議な縁で結ばれ、スローライフの極意を伝授された。ーー辻 信一
少数民族を襲った戦争、麻薬、貧困、自然破壊…。絶望の淵から立ち上がり、カリスマ的な指導者となったジョニとその一家の物語を、足かけ5年をかけて撮影。美しい音楽・映像で綴られるインタビューをぜひご覧ください。ブックは書き下ろしの文章、解説で読み応えあり。

ジョニ家族が営んできた暮らしは僕たちに提案している。自然と共生してレイジーに生きることでその豊かな恵みを与えられ、持続可能な社会を享受できると。
吉岡 淳(カフェスロー代表)

こんな時代だからこそ、「ナマケモノ」という言葉が持つ本当の意義を多くの人と分かち合いたい。
辻井隆行(元パタゴニア日本支社長)

なまけもの=自然の力を受け取る生き方。これ今の社会に一番必要な力なんじゃないかな? そんな気づきを与えてくれます。
谷崎テトラ(京都芸術大学客員教授)

遠い国の、森のなかで生活する、特殊な人たちが発したものだと片付けずに、そこからどんな示唆を見つけ出すのか。そのことが試されている気がする。
山崎亮(コミュニティデザイナー)

「木」は、利他の存在そのもの。森は寺院であり、深い学びの場。カレン族の魂は、そう直感しているようにみえます。
オオタヴィン(映画監督)

あらゆるエレメンツ、あらゆる生命のつながりの中で調和して生きるレイジーマンの哲学!
NOMA(モデル/アーティスト)

“友産友消”とは、友だちが生産したものを、友だちで消費すること。どのくらい仲良しだと“トモダチ”なのか? 友だちどうしの「生産」と「消費」の先に、どんな未来が待っているのか?
まだ定義ははっきりしないけれど、友産友消=トモトモが「なんだか楽しそう!」とひらめいちゃった人たち、すでに実践している人たちの「物語(ストーリー)」から新たなトモトモの関係性が生まれたらいいな。
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