今月の slow な人・モノ・コト
「ローカリゼーションデイ日本2022」
キーノートークほか各種アーカイブ映像到着!
6月12日に開催されたトークの模様がアーカイブ視聴できるようになりました。
>>辻信一さんのキーノート関連資料はこちらから
>>分科会のアーカイブは特別ウェブサイトからどうぞ
新しいことがらをなんでそんなに必死に追いかけなければならないのか。新しく見える物事の中にも、古さや以前からの連続性や不変性を見出す態度を尊びたい。
新プロジェクト「ナマケモノしんぶん」を読んで一緒に考えよう。私はどう暮らしたい?
ナマケモノしんぶん 新着記事
28年間に渡っての大学での教員生活を終え、時間に余裕ができた辻さん。ナマケモノ倶楽部ブログにもコーナーをもっていただけることになりました!スローな思想、世界で起きている問題や話題から考えていることなど、気軽に綴ります。
東京神田「海老原商店」で開催されたぼちぼち亭一門会第19回落語会がオンラインでお楽しみいただけます!7月18日迄の限定配信。どうぞふるってご参加ください。
<プログラム>
つる 菊茶
蒟蒻問答 春菊
こうふぃ 菊音
くやみ もひに
三方一両損 ぬうりん坊
垂乳根(たらちね) 古今亭菊千代
>>チケットを申し込む
新刊案内
『大岩剛一選集 ロスト&ファウンド懐かしい未来の風景と建築』刊行!
建築家、環境運動家として数々の仕事を残してきた大岩剛一氏(2019年4月逝去)の生前の文章が、貴重な写真やイラストとともに、ナマケモノ関連企業のひとつ、ゆっくり堂より出版されます。
高度成長期の都市部で私達が手放してしまった風景と2000年以降のエコロジーへの関心の高まりのなかで、日本の伝統建築技術とあわせたストローベイル工法など、剛一氏が情熱を注いだ「懐かしい未来」への思想と実践が綴られた一冊となりました。後半ではコミュニティデザイナー・山崎亮氏と編者で剛一氏の弟、辻信一との対談も収録されています。
これからの建築とコミュニティ、暮らしのあり方を考えたいすべての人におすすめします!

「日本には「わび」「さび」という美学的な概念がある。(略)まさに「わび」と「さび」には〈エレガント・シンプリシティ〉、簡素で美しい生きかたが表現されている」
ーーサティシュ・クマール(本文より)
85歳を迎えたサティシュの人生の集大成ともいえる彼の生き方の哲学を記した本が、15年近く親交を深め、サティシュに学び続けてきた辻さんの翻訳によりNHK出版より刊行されました!
>>書籍ご注文はこちら
「レイジーマン物語ータイの森で出会った"なまけ者"」
(DVD71分+ブック72ページ、ゆっくり堂)
カレン族の民話のヒーロー、「レイジーマン」が現代に蘇った。中南米の動物ナマケモノに出会ってから25年、ぼくはタイ北部の森で、今度は、自らを“なまけ者”と呼ぶ人間たちと不思議な縁で結ばれ、スローライフの極意を伝授された。ーー辻 信一
少数民族を襲った戦争、麻薬、貧困、自然破壊…。絶望の淵から立ち上がり、カリスマ的な指導者となったジョニとその一家の物語を、足かけ5年をかけて撮影。美しい音楽・映像で綴られるインタビューをぜひご覧ください。ブックは書き下ろしの文章、解説で読み応えあり。

ジョニ家族が営んできた暮らしは僕たちに提案している。自然と共生してレイジーに生きることでその豊かな恵みを与えられ、持続可能な社会を享受できると。
吉岡 淳(カフェスロー代表)

こんな時代だからこそ、「ナマケモノ」という言葉が持つ本当の意義を多くの人と分かち合いたい。
辻井隆行(元パタゴニア日本支社長)

なまけもの=自然の力を受け取る生き方。これ今の社会に一番必要な力なんじゃないかな? そんな気づきを与えてくれます。
谷崎テトラ(京都芸術大学客員教授)

遠い国の、森のなかで生活する、特殊な人たちが発したものだと片付けずに、そこからどんな示唆を見つけ出すのか。そのことが試されている気がする。
山崎亮(コミュニティデザイナー)

「木」は、利他の存在そのもの。森は寺院であり、深い学びの場。カレン族の魂は、そう直感しているようにみえます。
オオタヴィン(映画監督)

あらゆるエレメンツ、あらゆる生命のつながりの中で調和して生きるレイジーマンの哲学!
NOMA(モデル/アーティスト)

“友産友消”とは、友だちが生産したものを、友だちで消費すること。どのくらい仲良しだと“トモダチ”なのか? 友だちどうしの「生産」と「消費」の先に、どんな未来が待っているのか?
まだ定義ははっきりしないけれど、友産友消=トモトモが「なんだか楽しそう!」とひらめいちゃった人たち、すでに実践している人たちの「物語(ストーリー)」から新たなトモトモの関係性が生まれたらいいな。
>>特設ページへ