FさんやAさんの有給休暇についての話、興味深いです。日本はやはり、取得率最低ですね。
http://fukuokaunion.blog7.fc2.com/blog-entry-2471.html
最近、去年卒業したゼミ生たちとの楽しい集いがあり、やはり、「有給休暇のとれなさ」についてみんな盛り上がっていました。
Fさん、ホワイトカラー・エグゼンプションを思い出させてくれてありがとう。思えばあれは、新自由主義の流れの総仕上げ的なものでしたよね。
ぼくも、これに反対して闘っていた友だちの労働弁護士にたのまれて、講演したことがありました。
なんか、「スローライフ」の話、すごく場違いな感じだったけど。闘っている人たち自身がすごくファストで、過労なんで・・・。
でも、ああいう闘いがマスコミをも巻き込んで勝利したわけでしょ。ああいう闘いの中心にいた人たちに改めて感謝すべきですね。
と同時に、やはり、Fさんが言うように、自分自身の立ち位置やスタイルや心の持ちようが日々問われているんだと思います。
BE THE CHANGEです。
ちゃんと残業代を払え、という闘いも大事でしょうけど、一方で、残業そのものを失くしていく闘いも大事だし、有休をとる勇気、残業をさぼるスタイル、なども大事。思い切って会社をやめるのも、一手。元ゼミ生が10人集まると、まさにそのあらゆるタイプがそこにある。それを見ていると、ああ、時代は今大きく変わりつつあるんだなって。まあ、若者だからやりやすい、というのもあるんだけど。
サティシュがいつもいいますよね。日本人は働きすぎだ。そもそも、今、日本で仕事といわれているものの大半は「不必要な」、「ないほうがいい」ものでしょ。ポテンシャルなブッダであるあなたが、貴重な人生をそんなことをして費やすのを、私は許さない!
まあ、こういうシステムの中に生きていくのだから、お金は必要でしょう。だったら、まず週に3、4日労働して、あとの3、4日を、本当にあなたがしたいこと、本当に世の中のためになること、あなたがそして人々が幸せになるためにできることをしたらどうだろう。たとえば、あなたの会社にこう、提案してみてはどうか。現在週6日なら4日に、5日なら3日に、労働日を減らしたい、と。不景気の今、案外、社長は喜ぶかもしれないよ・・・、と。
サティシュの同志であった『スモール・イズ・ビューティフル』の故シューマッハーによると、「仕事」の主な役割は、次の三つです。
(1)人間がその能力を発揮し、向上させる場を与えること
(2)ほかの人たちと一緒に仕事をすることを通じて自己中心的な態度を捨てさせること
(3)まっとうな生活に必要な財とサービスをつくり出すこと。
現代社会の大人たちのほとんどが従事している「雇用」の中身はどうだろう?
(1)と(2)はあきらかに落第。
(3)はまっとうな生活に必要な金を稼ぐために、「不必要な―いや、多くの場合、ない方がいい―財とサービスをつくり出すこと」へとねじ曲げられてしまっている。
ナマクラ理事のチャン・ソッチンさんが最近こう言ってました。
僕は、今年の「しないこと」として、
「今のおかしなシステムに参加しない」ことを宣言します。
そして、「いる」こととして、
「常に新しいモデルと、今のおかしなシステムの間に身を置く(いる)」
ことを目指そうと考えています。
これ、一見、矛盾しているようだけど、ぼくにはよくわかるんです。
そうそう、最後に、前に切り抜いておいた新聞記事からひとつ、引用しますね。これはある農業生産法人(年商10億)の社長の発言です。
「頑張ってこなかったり、浪費をしていたりした人までも国が救済してしまうと、怠け者でも食っていける国になってしまうと心配しています。」
ナマケモノでも食っていける世界にしたいものですね。
辻信一
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