簡易報告:ブータンGNHツアー2014秋

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「ブータンGNHツアー・2014秋」のご報告 (大岩剛一)

このたび「ブータンGNHツアー・2014秋」(9月9~16日)のツアーリーダーを務めたナマクラ世話人の大岩剛一です。ナマクラのツアー参加者は8名。ぼくの他に女性(18~70歳までの社会人と主婦)が7名という少人数でしたが、一人一人が素晴らしいチームワークを発揮し、実に多彩な西部ブータンの旅を満喫してきました。以下はその簡単な報告です。

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出発→パロ
9日の出発の朝、辻信一が引率するゼミ生13名(3年生)と羽田空港で合流。パロ国際空港でナマクラともお馴染のペマとの再会を果たした一行は、ツアーガイドのソナム、運転手のヤンクーと共に、パロ最古の寺院であるキチュ・ラカンに参詣してブータンの旅が始まりました。

ティンプー
首都ティンプーで訪れた伝統治療院では、ドルジ博士によるブータン東洋医学について、またGNH委員会のチェンチョ氏からは、GNHが目指すものと、経済発展と文化的・精神的側面の関係についてのレクチャーを聴く機会に恵まれました。また、クジュ・ルヤン民族歌舞団による仮面舞踏の演舞では、最後に団員たちとツアー参加者、学生たちが一緒に踊る一幕も。そしてペマ家での心温まる松茸ホームパーティー。

プナカ
2台のバスに揺られ、標高3150mのドチュ・ラ峠を越えて一路プナカへ。ツアー参加者と学生たちが美しい民族衣装を身にまとって訪ねたのが、静かな川のほとりに君臨する壮麗なプナカ・ゾン。ドチョカ村では近くの山の寺まで美しい棚田の中を歩いて登り、その晩は2名ずつが10の家庭に分散してホームステイ。薄暗い板の間で顔を突き合わせ、家族の温かいもてなしを受けた一夜は忘れがたい体験です。辻ゼミ一行とは、翌朝の市内の尼僧院の見学を最後に別行動に。

再びパロへ
戻ってきたパロでのフィナーレが、標高3100mの霊峰タクツァン僧院へのトレッキングでした。各自の体調を考慮して市内見学のグループと二手に分かれましたが、その晩はすっかり仲良くなったソナムとヤンクーを囲み、ホテルで感謝とお別れの懇親会。ヤンクーの歌と踊りには他の宿泊客も加わっての盛り上がりよう。もちろんツアー参加者有志もこれに応えて歌ったのは言うまでもありません。

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行ってよかった、次はブータンの東部にも、というのがぼくを始めとする参加者全員の率直な思いでしょう。昭和30年代を彷彿とさせる都市の中の路地や空き地は、経済成長に抗う懐かしい未来の風景に重なります。そして、尾根の風を受けてはためく鮮やかなルンダーやダルシンの群れ。谷川の水の流れを受けて回り続けるマニ・チュコル。雄大な緑の山並と棚田と原色の布が織りなす色彩のコントラストは、日本人が忘れて久しい、大地への祈りの風景そのものでした。

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