小さいことは美しい~丹羽さん流「引き算」スローライフ

2012年01月11日

文:馬場直子(ナマケモノ倶楽部事務局)

JWAVE「ロハスサンデー」ナビゲーター、着なくなった洋服とストーリーを交換する「xChange」の仕掛人、311以降は救援物資集めや四国への疎開プロジェクト支援などで活躍中の丹羽順子さん。若いママでもある丹羽さんの等身大の発信に、アイデアをもらったり、勇気づけられている人もたくさんいることでしょう。

その丹羽さんが昨年夏に1冊の本を出版されました。タイトルは『小さいことは美しい~シンプルな暮らし実践法』(扶桑社)。白いシンプルな表紙には、とてもリラックスした表情の丹羽さんが写っています。

本の内容は、丹羽順子さんという一人の女性が、ママとして、地域に暮らす一市民として、活き活きと暮らすライフスタイルの提案が具体的に書かれていることが特徴です。8章の目次には、暮らし、仕事、ファッション、エネルギー、子育て、地域などなど、丹羽さんのエピソードが時にはユーモアを交えてつづられています。保存食のつくり方、お友達がきたときにさっとつくれるオーガニックレシピなど、「え?こんなの教えちゃっていいの?」と思うことも、惜しみなくシェアしてくれています。具体的な丹羽さん流スローライフだからこそ、じゃあ、私はこうしてみようかな、とか、よし、私もこれやってみよう!と行動にすぐ移したくなる元気が湧いてくるのが、この本の魅力だと思います。

環境にやさしい=がまんで味気ない、という図式が思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、丹羽さんの文体からは、それらのひと手間がとても楽しくて、おいしくて、人や地域とつながっていくきっかけになり、身体も喜ぶ・・という、自由で悦びに満ちたものであることが伝わってきます。

ナマケモノ倶楽部世話人の辻さんが『スロー・イズ・ビューティフル』を出版したのは2001年。それから10年経って、若い世代の、そして女性から、スロームーブメントのロールモデルが生まれてきていることに、「ポスト311」の希望を見出さずにはいられません。

■丹羽順子さんブログ「koko online」
■服としあわせのシェア~xChangeウェブサイト

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