| みなさん、
万博が近づいてきました。ナマケモノ倶楽部のメンバーも(ぼくを含めて)、親しくしている海外の仲間たちも万博会場で講演をしたりします。でも、ぼくとしては万博というものにいい感じをもっていません。愛・地球博とは恥ずかしくて言えない。やるのとやらないのとどっちが良かったかといえば、ぼくはやっぱりやらない方が良かったんじゃないか、と思うのです。だいたい万博なんて19世紀の遺物。ナマケモノ倶楽部として万博に参加するということもしません。
でもあの場を使って、普段、発言の場をもたないような第三世界やマイノリティの活動家たちにスポットライトがあたるなら、それを応援したいし、草の根の環境運動を支援できるならしたいし、そういう企画を作って万博の中で活躍している人たちの活動を、応援したいとも思うのです。ぼくたちの親しい仲間であるエクアドルのコタカチ郡知事アウキさん(5月20日)、ハイダ族のリーダーで環境活動家のグジャウ(9月5日?)ミャンマーの環境保護のリーダー、ウ・オンさん(9月11日)も、来日し、講演します。またアンニャも、万博の会場で、自らがエクアドルのコタカチでプロデュースした「オルタナティブ・エクスポ」について語ることになっています(8月はじめ)。
とはいえ、下のような事態についても、ぼくたちはよく知っておくべきだと思います。こういうことを見ると「一生に一度は万博へ」なんていうコピーのくだらなさにむしろ腹がたってきます。下の情報を送ってくれたナマクラ会員でもある人は、「トヨタによるトヨタのための万博」という見方をしています。長野オリンピックの時の西武・コクドみたいに。
当初、ぼくや中村さんは冗談半分に、(でも半分は本気に)スロー・エキスポというのを考えていました。でもスローすぎて万博に間に合わなかった。ちょっと説明すると、
万博ならぬ、「スロー百万博」、つまり、百万人のスローエキスポです。これはちょうど100万人のキャンドルナイトのように、だれでも参加できるもの。例えば、小学生が、「2005年は一年間、毎週日曜日は電気なしで暮らします」とかと、RORののりで約束して、2005年スロー百万博にエントリーする。ある小学校では、みんなで水車とか、風車とかを作っちゃうとか。そういうのを全部、インターネット上で登録してもらって、今回のように、ちゃんと、どれくらい日本が全体としてスローダウンしていくか、が可視化される。一人の子供や、老人から、自治体、企業まで、どんな単位で参加してもいいわけです。
まあ、またいつかやりましょう。
では皆さん、ぼくはしばらく超スローな国(hopefully)へ旅をしてきます。
辻信一
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◆野鳥の会が愛知万博不参加、周辺環境保護で協会と対立
25日開幕する「愛・地球博」(愛知万博)への参加を表明していた「世界自然保護基金(WWF)ジャパン」「日本野鳥の会」「日本自然保護協会」の環境保護3団体は7日、「会場周辺での希少生物の保護策について博覧会協会から十分な報告がない」として、万博への不参加を表明した。
3団体は4月29日の「みどりの日」に博覧会協会主催のシンポジウムに、パネリストとして参加することで協会と合意していた。
しかし、昨年11月から3団体は、万博瀬戸会場周辺に生息する希少生物の「ホトケドジョウ」と「ムササビ」の保護措置の報告が不十分だとして、博覧会協会側に生物などへの影響を調べるモニタリング委員会の開催を要求していた。博覧会協会から「開幕前は無理」との回答を受けたことから、シンポジウム不参加を通告した。
3団体は、貴重な自然が残る海上(かいしょ)の森の保全を求め、跡地に住宅を建設するとした万博会場の当初計画に強く反発、会場縮小など計画変更に力を発揮した。それだけに3団体の不参加は、「環境博」を掲げる愛知万博に少なからぬ打撃となりそうだ。
博覧会協会の椋(むくのき)周二・会場整備本部長は「モニタリング委員会は座長が必要と判断した時に開催している。開幕後に委員会を開催する方向で、引き続き調整したい」とし、7月以降に開催を予定しているシンポジウムへの参加を3団体にあらためて要請している。(2005/3/8/01:13 読売新聞)
◆社会ニュース - 3月7日(月)15時2分
<愛知万博>環境3団体シンポ不参加 絶滅危惧種捕獲対応で
25日に開幕する愛・地球博(愛知万博)について、日本野鳥の会、日本自然保護協会、世界自然保護基金(WWF)ジャパンの環境保護3団体は7日までに、協会側が求めた環境シンポジウムに参加を取りやめる決定を万博協会(豊田章一郎会長)に通告した。開催計画の環境への影響をチェックする協会の機関が機能していないとの異議申し立てで「協会側の態度は非常に不本意」と批判している。
協会側は日本を代表する環境保護団体に参加を促し「市民参加の環境博」の体裁を整えようとしていた。不参加決定は万博の開催理念に改めて疑問符を突きつけた形だ。協会は当初、国内外の非政府組織(NGO)などが参加する企画事業「地球市民村」への出展を3団体に要請。しかし3団体は万博瀬戸会場(愛知県瀬戸市)を含む海上(かいしょ)の森周辺での道路建設計画に反発し出展を拒否した。しかし、その後、愛知県が道路計画を変更したのを受け、いったん軟化していた。
今年4月29日の「みどりの日」に行う環境シンポジウムに3団体はパネリストとして出席し、市民の声で開催計画が変更され森が守られた経緯や意義を説明し、閉幕後の環境修復を話し合う予定で準備を進めていた。
ところが昨年10月、同県が会場内に生息する絶滅危惧(きぐ)種のホトケドジョウを捕獲し、県の施設などに移したことが発覚。3団体はこの問題を協議するため、会場計画などを検討する協会の「海上地区会場計画モニタリング委員会」の開催を求めたが協会は回答をせず、先月21日に初めて文書で行った回答は開幕前の開催を事実上、否定した。
ホトケドジョウを移したことについて、愛知県は「災害などで種が絶えるのを避けるため移した」と主張、協会も「この問題は会場計画とは別」と説明する。【山田大輔】
▽日本野鳥の会の古南幸弘・自然保護室長の話 万博協会の自然保護への取り組みを評価してきたからこそ、これまで一緒にやってきた。市民参加をどう考えていたのか。こんな形で開幕を迎えるのは、残念でならない。
▽椋周二・万博協会事務次長の話 ホトケドジョウの問題は愛知県の判断でやったことで、万博の工事とは無関係。モニタリング委員会は万博会場の計画や工法などを話し合う場なので、議題にはなじまないのではないか。不参加は残念としか言いようがない。
<環境保護3団体>
日本野鳥の会は会員約4万8000人、88支部を持つ国内最大の環境保護団体。WWFジャパンは170カ国以上で活動する世界最大の自然保護NGO(非政府組織)の国内組織で、個人サポーター約3万5000人。日本自然保護協会は会員約2万2000人で、絶滅危惧種の選定や世界自然遺産の評価など、各国の自然保護政策に大きな影響力があ
る国際自然保護連合(本部・スイス)の日本事務局を運営している。(毎日新聞) - 3月7日15時3分更新
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