| 久しぶりの冬らしい冬も終わりに近づいています。皆さん、その後お元気ですか。 ぼくは今、京都山科の兄のアパートで、裏山で鳴く鳥の声を聴きながら、そしてもちろんナマケモノコーヒーを飲みながら、これを書いています。大阪で開かれた藤村靖之さんの発明起業塾の合宿に飛び入り参加し、楽しく勉強させていただいた帰りで す 。昨日は京都のナマケモノ倶楽部の仲間たちとブラブラ過ごし、今朝は裏の疎水ぞいに歩いて毘沙門堂というお寺まで散歩してきました。今日の午後はナマクラ会員でもあるアーティストの金明姫のライフマスク・プロジェクトの会合があり、応援に行ってきます。ナマケモノ倶楽部は関西でもゆっくりと、しかし熱く燃えています よ。 ナマケモノ倶楽部に、新しい季節、新しい 時代がやってこようとしています。以下、ぼくなりに見たナマケモノ倶楽部の近況と今後の展望を、書き記したいと思 います。
(1) カフェ=ショップ・プロジェクト 去年末からの動きとしてまず特筆すべきは、東京の府中市における「ナマケモノ・カフェ=ショップ」立ち上げの話がもちあがったことでしょう。1月20日のスタッ フ・ミーティングではこのプロジェクトの紹介があり、プロジェクト責任者の吉岡 淳さんの案内で現場見学会も行われました。これが実現すれば、ナマケモノ運動から生み出される関連エコ・ビジネスとして、昨年7月の有限会社 「ス ロー」発足につぐ第二弾となります。運動の拠点としてのカフェ=ショップはナマ ケモノ倶楽部発足当時からの夢でした。それが実現へ向けてこうして着々と進んでいる のを見て、ぼくは興奮を禁じ得ません。 詳しいことは事務局までお問い合わせください。そして機会がありましたら、ぜひ府中の現場を見にいってみてください。また何らかの形でこのビジネス・プロジェ ク トに参画したいという方があれば、お申し出下さい。ビジネスとはいえ、そして その主体は便宜上恐らく会社という形をとることになるとはいえ、この事業は営利(プ ロフィット)を自己目的化するものではなく、むしろそこから生まれる様々な利益(ベネフィット)を運動へと、社会へと、自然環境へと還元するためのものです。 そ の 意味で世話人としてはこれをナマケモノ運動の一環と位置づけています。ぜひ、国内、海外の会員、賛同者の皆さんの御協力をお願いしたいと思います。まだお目にかか っていない会員の方々にも、府中でお会いできるのを楽しみにしています。
(2) 「フィエスタ・エクアドル」プロジェクト 昨秋、私たちが呼びかけて、「フィエスタ」実行委員会が発足しました。以来、 事務局が中心に「ゆっくりとしかし着実に」準備を進めています。申請中の補助金などの結果が出るまでは、催しの規模など決められないとはいえ、すでに全体像がうっすらと見えてきています。 4月から本格的な準備が始まり、また関東以外の地域へも展開する予定なので、ナマクラ会員の方には幅広く参加していただけると期待しています。すでに予定招聘ゲストのうち、アウキ・ティトゥアニャ氏、カルロス・ソリージャ氏には招聘状を手渡し、両氏とも参加の意向だということです。 (3) 「アースデイ2001」への参加、ナマケモノ・セミナー特別企画
4月22日はアースデイです。今年は日本でもより広範な市民の参加する楽しく有意義なものしようと、実行委員会では、4月初めから当日へ向けて様々な催しを企画しています。ナマケモノ倶楽部としてはまず、4月14日の「脱原発の文化へ− チェルノブイリ15周年を迎えて」という東京での催しを共催することでアースデイに参加します。1月のスタッフ・ミーティングで、これまで長くチェルノブイリ支援運動や自然エネルギー推進運動に関わってきた世話人の中村隆市さんからの提案を受けて、ナマケモノ倶楽部として「脱原発」というテーマに取り組もうということになりました。すでに大地を守る会と共にこの催しのための実行委員会を結成し、準備を始めています。すでにアイヌ民族の萱野茂さん、藤村靖之さん、ダグラス・ファーさんという豪華な顔ぶれが揃うことが決まっています。ぜひ御協力、御参加下さい。
また4月2日から26日まで、銀座電通ギャラリーにて開催される「アースデイ2001・森の展覧会」にもわがナマクラは「エクアドル・ナマケモノの森を守る」を テーマに出展します。4月22日のアースデイ当日には同じ会場で行われるシンポジウムに、ぼくがパネリストとして参加します。C.W.ニコルさんとの初めての対談なので楽しみです。このアースデイのイベントを共催するという立場から、これをナマケモノ・セミナーとすることで、すでに了承を得ているのですが、これを機会にこの「セミナー」という呼び名を止めて、「ナマケモノ・フォーラム」と変更することを提案したいと思います。
(4) ナマケモノ倶楽部からエコ起業家を ぼくは2月の末に藤村靖之さん主宰の発明起業塾の合宿に飛び入り参加、3回にわたる大谷ゆみこさんの「つぶつぶクッキング・サバイバル・セミナー」に参加しているところです。どちらも期待通りのすばらしさでした。ぜひ、今後とも藤村さんや大谷さんにナマケモノ倶楽部への御協力、そして連携をお願いいしていきたいという思いを深くしています。と同時に、起業を志す若いナマケモノ倶楽部の仲間たちに、ぜひ藤村さんや大谷さんの塾やセミナーにできるだけ参加してエコ・ビジネスの思想と 方法を学び取ってほしいと念じています。別に特別の資格とか、知識が要求されるわけではありません。ぼくのように先端技術や料理についてお粗末な知識しかない者 も、楽しく学べたのですから。情熱さえあれば、誰でもできます。 (5)農のある生活を 昨秋以降、何度か南伊豆を訪ねました。そしていよいよこの春からナマクラの有志たちと一緒に、農業のまねごとを始めさせてもらうメドがたちました。ナマケモノ運動を単なる都会の消費者の運動にしたくない、あるいは単なる海外支援の運動にしたくないね、と世話人同士で話してきました。またぼくたちは「新しいライフスタイル の提案」を目標に掲げてきたわけですが、始まったばかりの新しい世紀には自らが農に連なって生きるライフスタイルこそが必要になると確信し、そのための機会を探してきました。幸い、南伊豆で有機農業に取り組む方々との出会いがあり、また東京の会員である春山さんからも長野県伊那谷の「小松原農苑」への親切なお誘いがあります。倶楽部にはもうひとつ長野県駒ヶ根のダグラス・ファー氏の農場からも招待が来ています。春以降、より具体的な御案内がいくと思います。興味のある方はぜひご連絡下さい。一緒に田畑に立ちましょう。 (6)ナマケモノ倶楽部 in 関西 滋賀県の湖国21世紀事業の申請プロジェクトとして審査を通り、春から動き始めます。滋賀県では今年ナマケモノ旋風が巻き起こりそうです。詳細はまた改めて。 また大阪の会員であるミュージシャンの趙博が最近亡くなったマルセ太郎さんの追悼公演として上演される『イカイノ物語』で、マルセさんの代役を演じます。ツアーは4月3日の東京公演から始まります。乞う御期待。 (7)ナマケモノ・インターナショナル オーストラリアのバイロン・ベイを拠点に、小形メグ、エランのふたりが海外におけるナマクラ運動のネットワークをつくってくれています。国際会員になって英語で やりとりすることを希望する方はホームページの英語バージョンから二人に連絡して下さい。なお近々、スペイン語ページも登場します。乞う御期待。 現在ナマケモノ倶楽部事務局スタッフとしてはメグ(オーストラリア)の他に、渡辺由里佳がエクアドルに滞在中です。会員の伊藤健一さん御夫妻はエクアドル、コスタリカ、メキシコと回る旅を終えて帰られました。エクアドルでナマクラが関わるプロジェクトを見ていただいた他、コスタリカではナマケモノ保護区を訪問、美女バターカップを抱っこする栄誉に浴したそうです(日本人としてはぼくに次ぐ二人目??)。土産話を楽しみに。 今後、日本のナマケモノと海外のナマケモノ(本物のナマケモノと人間のナマケモノ)との交流をさらに活発にしていきます。特に若者はボランティア、ウーファー、放浪者などとしてどんどん海外に行きましょう。ナマクラとしてできるだけ応援したいと思っています。 もうひとつホットニュース。ついに韓国にナマケモノ倶楽部が姿を現しました。韓国語でナマケモノはヌーリンボ(そんな風に聞こえたんだけど、趙さん、確かめて や )、ちなみにアイヌ語ではトランネ。 では、近々、どこかでお会いできるのを楽しみに、
Slowly yours,
まだまだ寒い3月初め、横浜にて
辻 信一(ナマケモノ倶楽部世話人) |