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小さな種(和田彩子)


「小さな種」番外編 大豆ワークショップ IN エクアドル!@

 エクアドルでは、ウィンドファーム編エクアドル・コーヒー・ツアーが
開催されることになっており、それに合わせた準備で右往左往している
ワダアヤです。

 今回のツアーは、4月に来日された、コタカチ郡知事のアウキさんとの
シェアリングサークル、奥様のアルカマリさんによるコタカチツアー、
インタグコーヒー生産者組合の10周年記念パーティー、ワダアヤの
棲家であるクリキンディ農園で先住民コミュニティーとの交流会など、
盛りだくさんの内容です。

 またナマケモノ倶楽部の世話人、アンニャ・ライトさん、そして
スローウォーターカフェ代表藤岡亜美さんも一部同行予定なので、
かなりこゆ〜い内容になりそうです。私にとっても、3年ぶりの
ツアーなので、ドキドキ、ワクワク、そしてちょっとビクビクしてます。

 スローウォーターカフェの藤岡亜美さんは、現在、パートナーの
渡邉尚さん、そして娘さんのむすびちゃんと、7月末からエクアドルの
長期出張でいらしています。海岸地方を回り、その後山岳地方を
北に南に東に西に、文字通り奔走しております。
 渡邉さんは、トージバというNPOの代表をされています。
そしてこのトージバは、大豆レボリューションという、
おもしろいプロジェクトに取り組んでいます。この渡邉さんが、
エクアドルのコタカチ郡の我がクリキンディで、大豆ワークショップを
やってくださいました!今日はそのご報告です。クリキンディでの
はじめてのワークショップです。「小さな種」の番外編として、書いてみました。
(本当は前回の続きのコミュニティー話を書きたかったのですが…。)
 
 エクアドルでは、主に海岸地方で大豆の生産が行われていますが、
少なくとも、ここ山岳地方では食べる習慣はほとんどありません。
大豆油も売っていることは売っていますが、ほとんどは輸入モノで、
どこで作られた大豆かはわかりません。でも一般的な食生活の中では
なじみの薄い大豆でも、一部のオルタナティブな人たちは、
味噌好き・発酵モノ好きが多いし、エクアドルの首都にあるカマリという
フェアトレードショップには、豆乳粉や大豆ミート、大豆を使った
お菓子なども販売し始めたし、一般の人向けに大豆の本なども出てきました。

 そして日本人である私は、お醤油や味噌などをほとんど毎日の
ごはん使います。(今では私のパートナーもお味噌汁を飲んで
ほっとするようなヒトになりました。)

 そこで、せっかく大豆のエキスパートである渡邉尚さんが
エクアドルにいらっしゃるなら!と、味噌ワークショップをしては
どうか?と提案してみました。

 エクアドルですから、そもそも、麹が手に入りません。そこで、
渡邉さんは、エクアドルに麹づくりキットを担いできてくださいました。
まず一番大事な麹菌、麹づくりの本や、大豆料理などが
載っている本やらコピー、麹菌を増やすために必要な温度を
保つヒーター、米や大豆を蒸したりするネット、
そして日本の地大豆など、たくさん!

 最初にお会いしたホテルで、初の打ち合わせ。私は味噌は
作ったことはありましたが、かなり適当で、麹も日本で
市販されているものを使ったので、大豆をゆでてつぶし、
塩と麹をまぜておいておいたものとまぜる、という程度の知識しかなく、
果たしてどうなるのか?!という不安は大いにありました。
さらに、エクアドルで、あるいはエクアドル人にもできるのだろうか?
材料も器具も、日本人の私が、日本の誰かに頼んで、すべて日本で
調達してもらって作るのでは意味がない。

 以前、渡邉さんたちは、豆だけで作る味噌づくりを
体験されたということで、それができるならいいなぁと
思っていたのですが、それは難しいとのこと。
今回、麹菌やヒーターは持ってきていただいたので、
それ以外は、エクアドルで手に入る材料&器具で
とにかくやってみようと言うことになりました。
 
 渡邉さんと話しながら、豆腐も作ろう、麦麹でもいいかも、
麹でどぶろくが作れる、ビールも作れる、しょうゆも作れる、など
話しているうちにわくわく度がピークに。まず必要なものは、大豆、
米、麦、塩。塩は近所で手に入る岩塩があるので、それはどうかと
聞いたところそれがベストということなので、それを使ってみることに。

麦は、麦麹もできるかもという野望から。豆腐づくりには、ニガリが
なくても、硫酸カルシウムがあればできるということなので、
探すことにしました。さらに麹をつくるための米を蒸すための蒸し器、
大豆をゆでる大なべ、ゆでた大豆を擂るミンサー、たくさんの布
(麹菌と米を混ぜるとき下に敷く布や麹をつくるとき包むてぬぐいなど)、
大豆と塩と麹を混ぜた後に入れる味噌の樽、温度計、その他
きれいなビニール、ござなどが必要と。

 大なべは、アルミだけど、ある、コーヒーやとうもろこしを挽く
ミンサーがある、布もある(私のパートナーのお兄さんは
ハンモック職人さんなので、以前たくさん布を織ってもらっておいた)。
でもこちらでは蒸す、という調理法があまり用いられないため、
蒸し器というものはない。樽もない。あるとしたら、チチャと
呼ばれる発酵した飲み物(日本の甘酒のようなもの)素焼きの瓶くらい…。
頭の中で、いろいろシミュレーションしてみたものの、ちょっと不安。
うーん、本当にできるんだろうか…。


続く・・・。

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