ナマクラの皆さん、理事の皆さん
ご無沙汰しています。今、ブラジルにいる中村隆市です。アフリカに発つ前にパソコンが故障し、メールを送られなかったのですがようやくメールを送れる場所に辿り着きましたので、簡単な報告を送ります。
11月下旬からピースボートに「水先案内人」として乗船し、アフリカから南米までのクルーズを終えて、現在はブラジル各地の農村をまわりながら有機農業生産者との交流を深めているところです。
大農場でなく「家族農業」による有機農業の普及を目指しているNPOの招きで、パラナ州の農村地帯を訪問し、日本における有機農業やフェアト レードの実情を講演しながら、地元の農場を訪問し有機農業の現状を見学させていただいています。
自治体によっては、有機農業関係者だけでなく市長や農務局長、環境局長なども顔をそろえて歓迎会を開いてくれたり、イグアスの滝を案内してもらったりして、その歓迎振りに驚いています。また、交流した生産者の中には、今後、フェアトレードが展開できそうな方が数人いました。
それと、ブラジルのナマクラ支部である「スローブラジル」を来年つくろうという声があがっています。
ピースボート関連の報告も少しだけしておきます。ピースボートでは、830人ほどの乗船客の中から自主的に水先案内人の企画をサポートする「水先案内人パートナー」が十人ほど集まるだろうと聞いていましたが実際には40数人も集まり、ピースボートのスタッフも驚いていました。
その仲間たちと共に、ピースボートでは初めての環境問題をテーマにした「洋上エコカフェ」(カフェスローみたいなもの)を開催したのですが、たくさんの乗船客が押しかけて、大繁盛でした。私もカフェのマスターになって、200人以上の人に「手落としのドリップコーヒー」を淹れました。
こうしたイベントや船上での私の講座(フェアトレードやスロービジネスの話)を聞いた人たちから、「ピースボートのカフェを日本で開きたい」という声が上がり、私もそれに協力することを約束して船を降りました。来年3月にカフェスローで「模擬ピースボートカフェ」を開く予定です。カフェスローの皆さん、どうぞよろしく。
昨日は、ウィンドファームのブラジルスタッフであるクラウジオの2ヶ月前に生まれたばかりの双子の赤ん坊を抱っこしてきました。女の子の名はセリナ。そして、男の子の名前はカルロス。この名前は昨年亡くなられた有機コーヒー生産者のカルロスさんからとられています。
今日は、そのカルロスさんの故郷であるミナス州マッシャード市が、私を「名誉市民」にしてくれるそうなので、その式典に参加してきます。そして、カルロスさんに捧げるために、先月ゆっくり堂から出版した「スロービジネス」(辻信一さんと対談した本)をカルロスさんの遺族に手渡してきます。
みなさん、いいクリスマスとお正月をお迎えください。
2004年12月22日
サンパウロ州にて
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