2/22 サティシュ・クマール「今、ここにある未来」in滋賀

2012年01月18日

市民による、また官民一体による、生活に密着した環境保全の取組や運動はいち早く滋賀において展開しただけでなく、すでにそれ自体がこの地の文化であり伝統になりつつあります。枕元とも言うべき地に「原発銀座」があり、琵琶湖を抱きながら、足元にはこの湖の水で命をつなぐ1400万人の人々の暮らす地域を見て日本列島のほぼ中心に横たわっているのが滋賀であります。古代には大陸アジアと海域アジアを結ぶ文明の回廊であったし、日本の東西を結ぶ文化・経済の結節点でありつづけ、たびたび政治経済の中心でもありました。山、里、湖の一連の自然の循環を巧みに利用し、時に災害にみまわれながらも自然との折り合いをつけ、すぐれた生活文化、知恵やわざや思想を育んできたのも滋賀です。住民による自治を旨とする惣村の成立をいち早く見たし、そうした地域コミュニティの潜在力は、衰えたりとはいえ未だに確か…に存在しています。
 
この立地、この歴史、この文化を擁する滋賀は、自然との関わりのあり方や人と人との関わりのあり方、そして命のあり方を再構築することや、地域のエネルギー的自立や身体と食の安全と安心の確保、人々相互の信頼と助け合いを土台とする3・11後の社会を考えそのモデルを示すには、もっともふさわしい地であり、そうすべき地の一つであると考えます。しかも、そうした試みが、現に、今ふたたび、官民そして産学一体となって始まろうとしています。

今回滋賀県においてサティシュ氏と共に会を開催し、市民一人一人に浸透している滋賀のローカルな思想・実践と、サティシュ氏に代表される世界的な思想・実践との交流・融合を図ることは、今後の滋賀の未来、ポスト3・11の社会を構想し創造する上で、非常に有意義であると確信しています。

  サティシュ・クマール with  辻信一 「今、ここにある未来」上映会&講演会 in 滋賀
「今、滋賀から拓く未来」
日時 2012年2月22日(水)17時半開場、18時30分~21時
会場 旧大津公会堂(浜大津駅徒歩1分)
参加費 1000円(資料代、お菓子代込)
内容 ・映画「サティシュ・クマールの 今、ここにある未来 with 辻信一」上映
・トーク サティシュ・クマール
     スペシャルゲスト:嘉田由紀子(滋賀県知事)
     通訳:辻信一(文化人類学者、環境運動家)
定員 150名
お問合せ
お申込み
滋賀県立大学地域づくり教育研究センター お名前、人数、連絡先をお書き添えください。
chiiki@office.usp.ac.jp FAX:0749(28)0220
★ご予約の方に限り、特製オーガニック弁当を斡旋します。詳しくは下記のページをご覧ください。 https://sites.google.com/site/20120222satish/
主催 ナマケモノ倶楽部
共催 公立大学法人滋賀県立大学地域づくり教育研究センター
協力 サティシュさんと交流する関西の会、ダウンシフターズの会、みどりの未来、明治学院大学国際学部附属研究所、NPO懐かしい未来、NPOカフェ・デラ・テラ
助成 国際交流基金
ゲスト
プロフィール
サティシュ・クマール(Satish Kumar)
思想家。インド生まれ。E.F. シューマッハとガンジーの思想を引き継ぎ、イギリス南西部にスモール・スクールとシューマッハ・カレッジを創設。エコロジー&スピリチュアル雑誌「リサージェンス」編集長を務めながら、世界中で講演を行う。日本語での著書は『君あり故に我あり』(講談社)はじめ多数。 

辻信一:文化人類学者。環境運動家。明治学院大学国際学部教員。ナマケモノ倶楽部世話人。「スロー」や「GNH」をキーワードに環境=文化運動やスロービジネスに取り組む。著書多数。刊行中の「ゆっくりノートブック」シリーズ(企画編集・ゆっくり堂、発行・大月書店ーー現在まで8巻)に続く、「ナマケモノDVDブック」シリーズを企画。本作はその第一作。

*嘉田由紀子:滋賀県知事。琵琶湖研究所研究員、琵琶湖博物館総括学芸員、京都精華大学人文学部教授を経て、2006年滋賀県知事に就任。現在2期目を努める。自身の研究経験から仲間と共に「生活環境主義」を提唱、「もったいない」をキャッチフレーズに「知と地の力を生かす政策」「住み心地日本一の滋賀」の実現を目指す。近年は新たな治水概念である「流域治水」や「卒原発」「アールブリュット」等のテーマに取組む。著書多数。

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