野草の声を聴く~ファン・デグォンさん生命平和ツアー with 辻信一

2011年12月01日

「ポスト311」をどう生きていくか。これまでのグローバル化、成長神話からの大転換が求められています。
大転換の先にあるのは、ローカル化、GNH(国民総幸福)、スロー・スモール・シンプル。
お隣の国、韓国で、若者たちとエコビレッジをつくりながら、環境や平和活動に取り組む人気作家、ファン・デグォンさんをお招きして、12月9日から17日まで「生命平和ツアー」を開催します。

ファンさんは、1985年、当時のチョン・ドファン政権時代にねつ造されたスパイ事件により「無期懲役」の宣告を受け、30歳から13年間の長い月日を刑務所で過ごしました。

生きる希望を失い、また拷問や劣悪な刑務所での環境に身体を病んだとき、ファンさんは「生きのびなければ」と思い自然療法に目を向けるようになります。そのときに目に入ったのが、刑務所の運動場に生えている小さな小さな野草たち。そこからファンさんと野草とのいのちの交流がはじまるのです。(詳しくはNHK出版『野草手紙ー独房の小さな窓から』をお読みください)

1998年の釈放後は、韓国南部の山林にエコビレッジをつくりはじめ、また作家そしてエコロジストとしての人生をスタートさせます。韓国で80万部を記録する大ベストセラーとなった『野草手紙』は日本でも話題を呼びました。1980年代、サティシュ・クマールさんが主宰するシューマッハ・カレッジでも学んでいる思想家でもあります。

      

<<ファン・デグォンさん:東アジア生命平和ツアー>>

12月10日(土)18~20時、沖縄、カナンスローファームにてトークイベント
(ファン・デグォン、辻信一、UA、宮城里美)

12月12日(月)19~21時、福岡、おかげさまカフェimacocoにて夕食交流会
(ファン・デグォン、辻信一、中村隆市)

12月13日(火)19~21時半、熊本、TAO塾にて夕食交流会
(ファン・デグォン、波多野毅)

12月16日(金)18時半~20時半、神奈川、善了寺にて100万人のキャンドルナイト冬至イベント
(ファン・デグォン、田中優子、遠藤律子、松谷冬太、辻信一)

主催:ナマケモノ倶楽部
助成:国際交流基金

◆ファン・デグォンさんプロフィール

1955年、ソウル生まれ。著述家。生態共同体研究家。ソウル大学農学部卒業。その後、政治学を学ぶためにアメリカへ。留学中の1985年、身に覚えのないスパイ容疑で国家安全企画部に逮捕され、無期懲役の宣告を受ける。特赦によって釈放されるまでの13年2カ月、牢獄生活を送る。釈放後、農業をはじめる。1999年、アムネスティ・インターナショナルの招きで2年間、ヨーロッパに滞在。ロンドン大学インペリアルカレッジで農業生態学を学ぶ。現在、生態共同体研究会を主宰するとともに、緑色大学に生命農学教授として在籍。著書に『百尺竿頭に立ち』、『世界のどこにでも我が家はある』(いずれも未邦訳)『野草手紙』(NHK出版)などがある。

ナマケモノ倶楽部メンバーによる2011年10月韓国ファンさん訪問記はこちら

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