5/23(水)映画「川口由一の自然農というしあわせwith辻信一」上映会

2018年05月01日

 

 

世界中の農業は近代化の果てに、今やいのちの世界から遠く隔たった場所に行きついてしまいました。農と食は人類の生存の基盤そのものです。それが、市場競争の中にまき込まれ、さらにグローバルな自由貿易の渦中に放り込まれてしまったのです。中小の農家はより大規模な農場に吸収され、地域の自給的な農は姿を消し、農山村の人口の多くが都会へ流れ出ました。今や田畑は単一の換金作物を大量生産する工場のよう。効率化の先端にあるはずの先進国の農業は「十のエネルギーを投入して一を得る」という不効率の極みにあります。

それが私たちの時代です。かつていのちを育み、幸せな社会と幸せな人生の基盤を築くはずだった農的な営みが、人類の未来を脅かすものへと変貌してしまったのです。

そんな時代にあって、自然農とは何を意味するのでしょう? それは、こんがらがった糸をほどくように、農耕という営みの大もとへと辿り直すことにちがいありません。耕さない、肥料も農薬も使わない、動力機械も使わない、虫や草や鳥を敵としない・・・。そんなふうに余計なものをひとつずつ引き算していけば、しまいには、農の原形が浮かび上がるはずです。人間と大地とのあるべき関係がそこに再び姿を現すでしょう。

農業を超えて、川口由一さんの物語はすべての人に開かれています。それは、人が人として生きる意味を、人がひとつのいのちとして生きる意味を、そして人が個々の自分を生きるということの意味を語ってくれます。

世界はいよいよ曲がり角です。今こそ、川口さんの言葉に耳を傾け、その生き方に溢れている美しさや愉しさを見つめてみましょう。そこには、大転換期を幸せに生きるための智恵が詰まっています。

辻信一

 

≪プロフィール≫
・川口由一(かわぐち・よしかず)
自然農家。奈良県在住。農薬で体を壊したことをきっかけに自然農に切り替える。同時に漢方医学も独学で修める。「耕さず、肥料・農薬を用いず、草々・虫たちを敵にしない」自然の営みにそった農を実践している。

 

上映後は、辻さんを囲んで皆さんとシェアリングの時間も設けています。

ぜひお気軽にお越しください。

日時:2018年5月23日(水)開場18:00、
上映19:00~(60分)、辻さん囲んでお話会20:15~

会場:カフェゆっくり堂 http://www.yukkurido.com
(JR戸塚駅東口より徒歩7分)

話し手:辻信一(ナマケモノ倶楽部代表、文化人類学者)

参加費:1000円+カフェでのワンオーダー(学生は500円でOK!)

お申込み:イベントタイトル、お名前、人数、連絡先、ひとことを
添えて、ナマケモノ事務局 info@sloth.gr.jpまでお申し込みください。

主催:ナマケモノ倶楽部

協力:カフェ・デラ・テラ、カフェゆっくり堂

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