自然とつながること~押し花カレンダーに込めた想い

2012年01月05日

その他
文:塚本和枝

「海の幸せ」:塚本和枝作

今、海は幸せなのでしょうか?

津波がこなければ想定外の災害にはならなかったというメディアの言葉に、「海」が悪者になってしまった大震災でした。

この夏、浜から見る太平洋は哀しい色に見えました。波間に広がる泡の花は心を静めてくれるし、岩に砕けては引いてゆく波の音は子守唄になる、癒してもらうだけの場所が少し違って見えました。潮が引いている時は沖の岩も見えるけど、満ちてくれば、見上げるような岩も殆んど隠れてしまうという。上方の砂も波模様なのが綺麗だけでなく海の怖さも感じました。

そんな自然の脅威に不安ばかりの日々、津波の被害で砂に覆われた、気仙沼の冬水田んぼの復興の実りに、海のミネラルが役にたったらしいと知りました。嬉しくて、悪いことばかりじゃないと思えました。海の中の生き物たちが幸せに生きるのを、阻害する事がなければ、その幸せは私たちに返ってきて、人と自然が繋がると思うのです。

南房総の海草と砂、忘れな草、矢車草、紫陽花、ノコンギク、ローダンセ、タボ 他を使って、2012年度版のカレンダーを作りました。

 2011年度には「つながる」をテーマに、身近な木の葉、草花を使いました。     

「つながる」:塚本和枝作
・つる-カキドウシ(丸ぎざ緑葉)・・・長く伸びるつるが垣根を通り越すヘクソカズラ・アケビ
・葉-サクラ(紅葉)、モミジ(緑葉・紅葉・枯葉・種)、ナンテン(紅葉)、ナンキンハゼ (紅葉)、カラムシ(葉裏)、ハゼ(葉裏)、シロタボ(若芽)、ヤロー(ノコギリソウ)、イチョウ、ヨモギ、ヤブジラミ、ノイバラ
・花-ハハコグサ(母子草)、ツクシ
・鳥-カラムシ 
・かたつむり-ナンキンハゼ、シロタボ

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