活動情報:エクアドル

2014年12月10日

エクアドルカフェ Vol. 1

少人数でも集まって、ナマケモノ倶楽部の原点であるエクアドルを切り口にいろいろなことを話してみようと始めたエクアドルカフェ。

第1回は、10月31日、千葉駅近くのカフェainowaを会場に「今更きけない?エクアドル入門」と題してそもそもなぜエクアドルなのか、など入口的話題を提供を提供してみました。

参加してくださった。山岸裕さんはこんな感想を共有してくださいました。

夜はエクアドルカフェ。エクアドルの鉱山開発反対運動を論議する。宇野さん冷静にエクアドルの現状を話す。フリートークでは環境問題、外国の現状を日本のみんなに分かってもらうにはどうするか。みんな真剣に考える。目の前の生活や仕事に追われる人に自分の活動、その趣旨を理解するのは難しい。相手が上から目線ではなおさらだ。主催したナマケモノ倶楽部も外国の事を日本のみんなに自分事で考えて行動するのに知恵を絞っているのはよくわかった。緑の党や環境NGOだけじゃない。みんな頭が痛い。知恵を練る。創意工夫が大事。少人数でみんな話し合う機会が今必要だと思った。

ecuador cafe vol.1

2014年12月01日

ハビエルさんから:ぼくたちの大地を守ってくれる人たちと一緒に戦い続ける

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 昨日、コタカチ郡があるインバブラ県の県庁所在地のイバラの留置所に初めて行ってきました。フニン村のハビエル・ラミーレスさんが拘留されているところです。金曜日、土曜日は面会可能なので、のびのびになっていた>「スロー大賞」の授与をさせていただき(変な日本語)に行ったのです。

>>スロー大賞全文はこちら

>>レインボーコーヒーをみんなで飲んで応援しよう!詳しくはこちら

(さらに…)

2014年10月27日

コタカチ郡民衆議会

私が住むコタカチには、「参加型民主主義」というユニークな政治的取り組みがあります。

その一番の場が民衆議会(Asamblea de Unidad Cantonal)です。そこは市民が自分たちの意思を表現し、積極的にコタカチの未来のためにアイディアを話し合い、具体化し、いかに実現していくかを話し合う場です。そこでは互い意見や立場、そして多様な民族性や文化を尊重し、ひとつのマジョリティーのためにマイノリティーをつぶすのではなく、いかにみんなにフェアで、ハッピーになれるかということを模索しています。そしてその市民が求めるものを参考に、全部ではありませんが、郡の予算案が決まるという仕組みです。

この民衆議会が始まったのは、エクアドルで初めて先住民族として郡知事になったアウキ・ティトゥアニャさんのときに始まりました。コタカチ郡は、「環境保全郡宣言」をしており、「環境保全群条例」を有していますが、それも市民の意思として、この民衆議会で採択されました。その後知事が代わり、この動きも少し停滞していましたが、今年からまた郡知事が代わり、活発になりました。その民衆議会も今年で19回目。今回の会には、民衆議会という名前に+「コタカチ・サミット」という名前がついていました。現知事のジョマール・セバージョスさんは、民衆議会に長年かかわってきた人です。それだけに、今回の民衆議会にかける意気込み、郡としての深く関わっていく姿勢が強く伝わってきました。その民衆議会の様子をご紹介します。

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今回の開催場所は、ラ・カレラという、先住民族、キチュア族の人々の村でした。村でやる、というのはかなり参加者が限定されてしまうリスクがありますが、今回は多くの参加者が見られました。(他の地域からの参加を促すために、専用バスが何台か出ていました。)先住民族の村で行われるイベントらしく、シャーマンによる、パチャママ(母なる大地)への感謝とイベントの成功のお祈りから始まりました。

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その後は、民衆議会はまず知事さんと民衆議会の議長さんの挨拶&活動・収支報告。知事さんは、インタグの鉱山開発には反対を表明しています。鉱山開発に反対、ということはつまり、現行政府に真っ向から反対しているということに他なりません。そのせいか、私が知る過去の民衆議会で警察が出てくることはなかったのですが、「暴動」が起こると警戒されていたのでしょうか、今回の会には警官がうようよ(おそらく目視で50人くらい)、交通規制までしていました。そんな中で、鉱山開発が行われようとしているインタグ地方、フニン村の村長さんであるハビエル・ラミーレスさんが不当に逮捕されたことにふれ、逮捕されてから3ヶ月以内に調査を行うはずなのに、逮捕から6ヶ月経つにも関わらず逮捕拘留が続いている、彼が不在の間、長男のブライアン(15歳)が家族を支えている、我々はこの横暴を許さない、私は鉱山開発を行うという書簡には絶対に署名をしない、私たちはお金に屈さない、自然はお金に屈さないと、力強く話していました。通常ですと、収支報告がなされるのですが、まだ始まってから間もない知事さんですから、収支というものはまだ出てきていません。そのかわり、前知事さんのときの不正などを具体的な数字を提示しながら告発していたので、いかに前知事さんのときにきちんと政治が行われていなかったのがわかりました。その当時もなんか変だなというのはかなりの率で市民は感じていましたが、具体的に数字、しかも単なる数字だけではなくて、どこがどうおかしいのか指摘があったので、納得できる部分があり、興味深かったです。

そして基調講演。テーマはふたつありました。ここで選ばれるテーマは、市民生活に密着したものです。今年のテーマのひとつは、先日発表されたエクアドル政府が進めようとしている鉱山開発の環境アセスメントに関して。そしてもう一つは、領土条例に関してでした。前者に関しては改めて詳しい報告をしますが、いかにいい加減な調査をしたかが、気候風土学者、水理学者、鳥類学者、環境学者など学者さんたちの見地から指摘されたものでした。

後者は今、コタカチで問題になっている、都市計画と外国人による開発についてでした。近年、アメリカや日本を含む比較的経済に豊かな国で、定年退職をした人たちが、発展途上国と言われる経済的コストの低い国に移住、あるいは長期の滞在をするケースが世界的に増えています。ここ、コタカチもそういった場所のひとつとなっており、私がコタカチに来た当初、住んでいる外国人は5人くらいだったと思うのに、今では自治体が把握しているだけでも800人を越えているそうで、コタカチの経済や文化に大きな影響を与えています。このテーマは私自身が外国人であるということもそうですが、影響を受けている人間でもあるので、ホットなトピックで、ずぶずぶのめり込んでしまいそうですが、今はここまでにしておきます。(以前にブログで私が住んでいる村のケースをちょびっと書きました。)とにかく、コタカチ市民が、よくわからないながらも肌で感じている脅威を言語化し、近い将来起こるであろう具体的な問題と都市計画をする上で考えるべきことや対処法などを提示してくれたプレゼンテーションで、ためになりました。

そして午後は、テーマ別の分科会です。今年のテーマは、ちょっといつものような、「環境分科会」「生産分科会」などと違って、少し毛色が違ったように思いました。

1)ゴロンドリーナ地区の所属県(コタカチ郡の最西端にある地区で、どの県、郡に所属するかが決まっていない)

2)参加型民主主義のシステム

3)教育と思春期

4)基本的サービスの公社設立

5)領土と都市計画

6)男女の多様性

7)障害者について

8)子どもとティーンエイジャー

9)高齢者

10)芸術と文化

11)食糧主権

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私は後半は参加できていないので、具体的な内容は、民衆議会からの報告書を待ちたいと思いますが、聞いた中で一番興味深いと思ったのは、テーマ⑥の男女の多様性のところです。エクアドル全土で、どこの郡でもどこの村でも「ミス○○(○○はその村や郡の名前)が選出され、それが普通のことなのですが、コタカチは、それをやめました!誰々の見た目が一番だとか決めるのはばかばかしい。どの女性も美しい。どの女性もすばらしい。素晴らしいことだと思います。

このコタカチの試みは、どうなるかわからない、でもやってみよう、とチャレンジ精神にあふれたものです。とんちんかんなこと言う人もいる。べらべらひたすらしゃべり続ける人もいる。テーマについて勉強してきたわけじゃない。読み書きができない人もいる。でもそんな郡の普通の人たちの声に耳を傾けているその姿勢がとても大事だと思いました。今の郡知事さんになってから、私が来た頃と同じような、なんだかわくわくする空気が戻ってきたように感じます。

積極的に参加しようと思える政治の場である民衆議会、民主主義の宝物だと思います。

 

2014年08月17日

「スロー大賞2014」、エクアドル、フニン村村長のハビエル・ラミレス氏に!

スローとは、人と人との、そして人と自然との、フェアでエコロジカルで平和的でスピリチャルなつながり方をあらわすことば。
ファストで貪欲で破壊的で暴力的なエネルギーに満ちた現在の世界に替わる、もうひとつの世界への入り口を指し示してくる、スローな人たち(団体)が世界中にいます。

2004年9月、ナマケモノ倶楽部は、国内・海外でスローな世界のために尽力している人(団体)を勝手に表彰する賞を創りました。それが「スロー大賞」です。

記念すべき第1回は、故・松下竜一氏と、フニン村地域発展協議会に贈られました。詳細はこちら

第2回目となる「スロー大賞2014」は、インタグの鉱山開発に反対するだけでなく、自然環境を守り、持続可能な暮らしづくりを続けてきたフニン村の村長、ハビエル・ラミレスさんに授与されることになりました。

ハビエルさんには賞金10万円が贈られます。この賞金には、ナマケモノ倶楽部の一員として皆さんも出資できます。ハビエルさんにお祝いを贈りたいという方、以下の振込み先に、8月末日までにお振り込みください。

振込先:郵便局 00170-6-141662 ナマケモノ倶楽部
(通信欄に「スロー大賞カンパ」、住所、氏名を明記の上お振込みください)

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2014年08月02日

エクアドルの雲霧林を守るためにチリ政府に呼びかけよう

 

salva la selva webpage 2サルバ・ラ・セルバ(スペイン語で「森を救え」の意)という団体が新たな署名キャンペーンを始めました。

インタグで押し進められようとしている鉱山開発はエクアドルの鉱山開発公社ENAMI単独のプロジェクトではなく、チリに鉱山開発公社コデルコとの合弁事業です。コデルコの出資率は49%となっており、コデルコが撤退すれば、このプロジェクトは頓挫するはずです。

そこで、ハビエルさんの逮捕・拘禁を巡る人権侵害や鉱山開発による環境破壊についてチリの大統領や関係者に嘆願書を送ろうというのがこのキャンペーンの目的で、そのための賛同署名を集めています。

 以下サルバ・ラ・セルバの呼びかけ文です。


 

salva la selva webpage世界最大級の銅の生産者であるチリの鉱山公社コデルコは、エクアドルの原生雲霧林から銅を採掘するプロジェクトでエクアドル政府と手を組んでいます。澄んだ川、生物多様性、そしていくつものコミュニティに取り返しのつかない破壊がもたらされようとしているのです。このプロジェクトから即刻撤退するようチリ政府に求めましょう。

エクアドルで進められようとしているこの鉱山開発プロジェクトは、コタカチ群インタグ地域のジュリマグア原生雲霧林や清廉な水源を脅かすものです。ジュリマグアの雲霧林は、世界的に豊かな生物多様性を擁することで知られ、「絶滅寸前種」であるブラウン・ヘッド・スパイダー・モンキーの他に、メガネグマ、アンデスイワドリ、ジャガーなどの多様な生物の生息地となっています。

エクアドル政府は「責任ある鉱山開発」を掲げ、チリのアタカマ砂漠でのコデルコの採掘実績を評価しています。しかし、インタグの森はそれとは全く異なる生態系です。そして、採掘事業が鉛、カドミウム、ヒ素などの重金属による破壊と汚染をもたらし、少なくとも4つのコミュニティが移転を強いられることは避けられません。このことは、90年代にこの地域を調査し銅の発見した日本の専門家によって報告されています。

それ以来、コタカチ群の大部分の住民が鉱山開発に反対してきましたが、開発の是非を協議する機会が設けられたことはありません。これまでにこの地域の開発を試みた2つの多国籍企業が撤退に追い込まれました(90年代に活動した 菱メタルと2007年に撤退したアセンダント・カッパー)。この2つの企業との深刻な対立を通して、反鉱山開発運動がインタグ渓谷に根付いたのです。

フニン村の村長ハビエル・ラミレスさんが不当に逮捕・拘禁されている最近の動きからも明らかなように、鉱山開発の推進は基本的人権の侵害をも意味します。サルバ・ラ・セルバは140以上の組織と共にハビエルさんの釈放を求めましたが、これまでエクアドル政府当局からは何の反応もありません。

エクアドル政府はあらゆる抗議を無視しており、インタグ地域はあたかも治安部隊に侵略されかのように、開発反対派の人々は監視され、威迫され、犯罪者扱いされています。

このような現状に対して、私たちはインタグ(エクアドル)の鉱山開発から直ちに撤退し、人権侵害をこれ以上助長しないよう、チリ政府に求めます。


署名はこちらから。

スペイン語のサイトですが、氏名、メールアドレス、郵便番号、市町村、国を入力するだけで簡単に署名できます。

この画像を参考に、署名運動にご協力ください。

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