コラム一覧

2015年04月27日

小さな考えと大きな未来 by サティシュ・クマール

その他

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小さな考えと大きな未来~社会正義、環境、平和がいっそう重要に

byサティシュ・クマール(『リサージェンス』2015年1・2月号巻頭言より)

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カオス理論では、関連が無いと見られる出来事に結びつきがあり得ると捉えます。蝶が羽をはばたかせると、ハリケーンが数週間後に吹き荒れます。連鎖反応があるのです。スコットランド独立に関する先ごろの住民投票をとりまく活動でも、同様な反響がありました。産み出されたのは広範な議論で、更なるローカリズムの必要性、私たちの生活の自立 ー 人々に真に引き渡されるべき力についての議論でした。

本リサージェンス新年号では、この議論を掘り下げ、幅広い特集を組み、記者がスコットランドの活動を調査し、英国の他地域への影響について議論します。議論はブリテン諸島にとどまらず、カタルーニャの先の投票や、切望されていたパリ市民の都市全域の環境運動への投票(Frontlineページをご参照)に及びます。ローカル化の考えは動き始めています。それは権力を弱める考え方で、地方行政のほうが人々のニーズに適すのではという考え方です。
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2015年04月27日

戦争と平和 by サティシュ・クマール

その他

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戦争と平和~恐怖からの自由なくして平和はありえない

byサティシュ・クマール(『リサージェンス』2014年9・10月号巻頭言より、翻訳:宇野真介)

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戦争根絶のための戦争であった第一次世界大戦の100年紀にあたる2014年、それが全く不実な目標であったことは誰の目にも明らかです。平和への希望は戦後間もなく打ち砕かれたのですから。第一次世界大戦は第二次世界大戦の呼び水となり、その後には冷戦とその他の多くの戦争が続きました。これらの戦争はどれひとつとして平和のためのものではなく、実際は征服と支配のためのものでした。戦争が戦争を終わらせることはありません。戦争が戦争を呼ぶのです。
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2015年03月27日

新しい年の新しい哲学 by サティシュ・クマール

その他

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新しい年の新しい哲学~利己心を超え、「お互いさま」を受け入れる

byサティシュ・クマール(『リサージェンス』2014年1・2月号巻頭言より)

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私たちは関係性の中にいます。すべての人がつながりあっています。お互いから作られているのです。すべての存在は同じ七つの要素から作られています。地、空気、火、水、空間、時間、そして意識です。これらの要素はすべて互いのために存在します。どの要素もそれだけで存在することはできません。根本的に命は調和し、百万通りの姿で生成しています。調和と多様性は永遠のダンスです。物理学は、すべてが究極的には、粒子と波動と呼ばれる一つのエネルギーなのだと教えてくれます。
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2015年03月25日

集中力の復興~リサージェンス&エコロジスト誌の役割と目的

その他

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集中力の復興~リサージェンス&エコロジストの役割と目的

ジェームズ・セインズブリー(リーサジェンス・トラスト議長)

(『リサージェンス』2014年7・8月号巻頭言より)
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私たちは集中力を奪われています。めまぐるしさと飽きっぽさが蔓延した時代に生きているのです。グローバリゼーションや通信革命、広く浅い知識が狭く深い知識よりも良いという考えの定着、技能を修めるために長年修行することに抵抗する性急さ、私たちに安定と安らぎを与えてくれる自然の力からの乖離、他所への羨望と地元の田舎っぽさに対する不信の蔓延、疎外感と不安。こうした数多の文化的、技術的な力がそういった方向に私たちを駆り立てているのです。もちろん、幅広い情報や選択肢が与えられていることは幸運なことです。「ビッグピクチャー」という全体像を捉えることが出来れば、知恵・賢明さを得ることが出来るかもしれません。その一方で、何にでも関わり、一つのことに本気で深く取り組まないことで失われるものもあるのです。
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2015年03月10日

アンプラグは、自給への第一歩~「311アンプラグDay」2015に寄せて

辻 信一

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ブータン東部の山村、チモンを訪ねるナマケモノ倶楽部のスタディツアーで、ぼくたちは、伝統文化の中で、いかに衣食住、そして福祉における自給が実現されていたかを学んだ。

チモンに電気と道路がやってきて2年近く。でもまだまだ、焚き火やかまどの周りに人は集うし、かまどの火でつくった料理じゃないと食べた気がしない。35年ぶりに甦ったコットンは、種まきから糸紡ぎ、染織まで、すべて手作り。

ぼくたちナマケモノ倶楽部のツアーが訪ねていた数日前も、20人以上の人が集って、綿繰りから機織りまでの協同作業に携わった。家から、日常の道具類まで、何から何までを地元の材料で、自分たちの手でつくってしまう、マイスター集団。手を使って悠然と働く人々は、ストレスと無縁だ。底抜けの明るさ、笑い、優しさ、謙虚、そして自由と威厳・・・そうした人々の気風こそが、何より雄弁なメッセージなのだった。

ぼくも、糸紡ぎ名人のおばあさんの横に座って、見よう見まねで、糸を紡いだ。そう、来年の今頃までには、ちゃんとできるようになろう、と心に決めた。

どんなにささいに見えても、アンプラグは、自給への一歩。つまり、自由への一歩。
福島から4年、心新たに、アンプラグ!

>>2015アンプラグ(非電化)Day特設ページはこちら
>>辻さんが参加したブータン東部GNHツアー2015春はこちら

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