アンペアダウン インタビュー アンペアダウン実践者にインタビュー!
飯田 哲也さん(環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長)
飯田 哲也さん
(環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長)
PROFILE
環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長。 ルンド大学(スウェーデン)客員研究員。1959年山口県生まれ。自然エネルギーや原子力などの環境エネルギー政策専門家。『21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワークREN21』理事など国際ネットワークも豊富。温暖化ファンドやグリーン電力などを生み出すなど、社会イノベータとしても知られる。中央環境審議会、東京都環境審議会などを歴任、2009年11月には、新政権の25%削減タスクフォース有識者委員、および行政刷新会議ワーキンググループの事業仕分け人に任命された。著書に「北欧のエネルギーデモクラシー」(新評論)、「グリーン・ニューディール-環境投資は世界経済を救えるか」(NHK出版)、 「日本版グリーン革命で経済・雇用を立て直す」(洋泉社新書)など。

環境エネルギー政策研究所(ISEP)の飯田哲也と申します。アンぺアダウン。私たちも今年の春から夏の計画停電という名前の無計画停電に対して、家庭で一番簡単にできて、おトクで、しかもエコな方法としてアンペアダウンを提案させていただきました。

家庭で使っていない電気がいっぱいあるのに、気づかず使ってしまっています。アンペアダウンすると、ブレーカーがちょっと落ちるだけですから、無駄な使い方しているなということがすぐに分かりますし、社会全体の電気使用量も減らせます。実際にそんな不便なことはないです。こめかみに筋を立てて「我慢の節電」を一生懸命やるよりは、アンペアを最初に落としてしまってその中で暮らす方が、楽しく節電できます。節電ができれば、自然エネルギーに大きく変えていくことがものすごく簡単にできます。

ISEPでは、アンペアダウンを含めた節電で、原発を動かさなくとも今年の夏は乗り切れると思っています。今年の夏が乗り切れれば、あとは10年後の2020年に向けて、節電を20%、自然エネルギーを30%に増やしていきます。つまり、日本の半分の電気を、本当にクリーンな節電と自然エネルギーで賄う。その時は、原子力は日本中ゼロで行きます。

さらに40年後の2050年に向けて、省エネ・節電で50%、自然エネルギーで50%を目指していけば、むしろ経済的にもみんなが本当に豊かな暮らし、安心で安全でクリーンで、そういうエコな暮らしができます。アンペアダウン、応援しています。

■参考:「3.11後のエネルギー戦略ペーパー NO.1」(ISEPウェブサイトより)
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110323.pdf